明日の朝、更新できないかも?な気がして、軽く一つ更新しておきます。
韓国は、いつも「キムチ」を自慢しているイメージがあります。なんというか、韓国のキーワードの一つみたいに考えている人が多いらしく、キムチをパーフェクトな食品にしたいと思っているようです。
いつだったか、キムチが歯周組織の健康にいいというニュースを見て、「えっ?」と思ったことがあります。成分はともかく、あんな強い味付けされた食品が歯周組織にいいはずがありません。白菜などが食べる時に歯を「洗う」ような効果があるという話は前にも聞いたことがありますが、それをいうなら白菜を使った料理はどれも同じでしょう。
そこまで無理して持ち上げなくてもいいのに。
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・・で、そのキムチが、実は中国から輸入されたもので、個人的にはすでに「別物」になってる、という話です。
<・・キムチ輸出額は、2012年1億660万ドルから2016年7890万ドルと26%減少したのに対し、同じ期間中に輸入は1億1084万ドルから1億2149万ドルに10%増加したことが分かった。
最近5年間のキムチ貿易収支は赤字を続けている。昨年の赤字は4259万ドルを記録し、2012年423万ドルと比較して10倍以上増加した・・韓国に輸入されるキムチはすべて中国で生産されたものである。中国産キムチの輸入は2015年1億1324万ドルで、2016年1億2148万ドルと7.3%増加した。
輸出の現状を見ると、昨年、日本が全体(7890ドル)の59.7%である4708万ドルを占め最も多く、その他22.1%、米国7.9%、香港5.4%、台湾4.9%の順となった・・>
http://www.m-i.kr/news/articleView.html?idxno=354186
昔は家でキムチを作る(漬ける)のが一般的でしたが、最近はそういう家庭は珍しく、店で買うことになりました。前から「流通されているものの少なくとも半分以上が中国産」とは聞いていましたが、このままならいずれ韓国産キムチは極めてレアな存在になるでしょう。
シンシアリーはキムチをあまり食べないのでこれといって思い入れがあるわけでもありませんし味を詳しく覚えているわけでもありませんが、どうも子供の頃に食べていたものと今のとは、味にかなりの差があります。どちらが美味しいとかそんな意味ではなく、ほぼ「別物」になりました。
なんというか、もともとキムチは、そう辛い食べ物でもありませんでした。いや、辛いけど、食べた後に甘い味が少し残る感じでした。
漬け物としてのおいしさはどっか行ってしまい、最近のは「辛ければいい」という流れのようで・・
ひょっとすると、いま韓国人たちが「韓国のキーワード」と誇らしくしているキムチは、すでに昔からのキムチではなく、別物かもしれませんね。
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