日本側でも報道されたようですが、韓国と中国が「関係改善していく」という合意文を発表しました。韓・中の交流や協力を進めることが両国の利益になる、あらゆる分野の交流・協力を出来る限り早く通常の発展軌道に戻す、そんな内容だそうです。
中国がTHAADの韓国内配置を認めたわけではありません。「中国がTHAADには反対するけど、現段階での葛藤はとりあえず終わりにするという趣旨だ」、というのが韓国側の説明です(下のURL)。
http://v.media.daum.net/v/20171031120951638?d=y
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韓国内では、「偉大なる民族の指導者文在寅同志がまたやってくださいました」・・・とまでは言わないけど、歓迎する雰囲気が圧倒的に強いです。
でも、いくつか気になるポイントがあります。
特に、昨日、外交部のカン・ギョンフン長官が話した「新・3NO(3つのノー)」の存在は大きいでしょう。
・THAAD追加配備計画は無い
・韓国は米国のミサイル防御システム(MD)に編入しない
・韓米日同盟は、軍事同盟にはならない
彼女はこれを国会の国政監査で話した後、中国とTHAAD関連で「すぐ良い知らせがあるだろう」と話しました。
http://v.media.daum.net/v/20171031163305085
この3つを、トランプ大統領の訪韓前に韓国外交部長官に「言わせておく」ことができた中国。中国としては悪くない「買い物」ができたといえます。
中国が「(いわゆる)THAAD報復」関連で遺憾表明などしませんでした。いや、合意文には、そんなことがあったとするニュアンス(そんなことがあったと認める)すらありません。
ということは、「気が向いたらまたやればいい」だけのことですから。
中国「チョロいね。後は適当に中華料理出して首脳会談でもしてやるか」
米国「韓国さん、何か私に言うべきこと無い?」
韓国「ハッピーハロウィン」
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