ソウル市が日本の巣鴨をベンチマークした(と言いながら作った)、「楽嬉(ラッキー)ストリート」というのがあります。
ご老体が集まって楽しめるストリートを目指すという趣旨で、店側は(薬が飲めるように)店を利用しない人にも飲水を提供し、トイレを開放することになっていました。他にも店のメニューの字を大きくしたり、小さな公演の場を用意したりしたみたいです。
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ですが、「事実上、スラム化した」とのことでして。
↑入り口
↓中身
画像はヘラルド経済キャプチャーです
http://v.media.daum.net/v/20170725090140511
いろいろ問題が指摘されていますが、いくつかの記事を読んで私が「ああ、なるほど」と思ったのは、喧嘩です。イーデイリーは店の人の話として、「毎日のように警察が出動してくるのに、誰がこんなところに来るものか」と報道しています。
http://v.media.daum.net/v/20171121163550151
韓国人、特に老人たちは、「ここは私の場所だ」という意識がとてつもなく強いです。
忠州というところ、ちょっとした観光地になってる某所でのことです。思ったほどではなかったので簡単に食事取って帰ろうと店に入りました。カップラーメンなども食べられるようにテーブルと椅子はあるけど、基本はお土産を売る店でした。そこにおじいさんたちが入って、何も買わず、そのテーブルに自分たちが持ってきた食べ物を持ち出して騒ぎ出しました。店の人が「出ていってほしい」と言っても、おじいさんたちは「お客様にそんなことを言ってはならない」と言いながら、その店から出ようとしませんでした。
余談ですが、韓国には「旅行客」など、「客」という字はあります。でも、普通に使う韓国語としての「客(손)」という言葉は無くなりました。昔はあったけど、最近は誰も使いません。「お客様(손님)」という使い方だけが残っています。客が自分のことを言うときにも、「客」ではなく「お客様」と言います。
場所取りが喧嘩になるのは、韓国のコンビニでも同じです。韓国のコンビニは店の外に小さなガーデンテーブルみたいなものを置くところがあります。しかし、そこの場所取りで喧嘩が多く、街を歩いていると、「ここにあったテーブルは暴力事件の多発により(または警察署の要請により)撤去しました」という貼り紙を見つけることが出来ます。
店と客の喧嘩だけではありません。将棋や碁などですぐ喧嘩になるし、「息子は何をする人なのか」という質問でもすぐ喧嘩になります。
それに、トイレ開放と水も関係あると思いますが、ホームレスたちがラッキーと集まりました。トイレを解放する店は、ソウル市から何の支援も受けていないとのことです。警察は1日に1回は浄化(ホームレス追い出しのこと)を行うものの、効果なしだとか・・
いろいろあって、ラッキーストリート、スラム化。と言う結果になりました。
「サクラ」という温泉目当てで、巣鴨には行ったことがあります。なかなかいい雰囲気のところでした。大きな地蔵様が特に印象に残っています。
どこをどうベンチマークしたのかわかりませんね・・・
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