朝鮮の宮殿に火をつけ、王の肖像画を燃やしたのは

イギ(李墍、1522~)という朝鮮時代の文官が残した、面白い記録が見つかったので紹介します。

王権が物凄く強かった時代ですから、普通なら先代王の肖像画は大事にするものですが、実はほとんど残っていません。

壬辰倭乱(豊臣秀吉の文禄の役)の時、朝鮮の王たちの肖像画が無くなった理由について書いた内容です。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

「避難しに行く王の馬車が城の門を出た直後、敵はまだ(城内に)入ってすらいないのに、城内の人たちが宮殿内に我先にとに争って入り、王の財宝を貯めた倉庫を奪取した。彼らは景福宮と昌徳宮、昌慶宮など三つの宮殿と6部(※)、大小官庁に一気に火をつけ、煙と炎が空にあふれ、1ヶ月が過ぎても火災が続いた」、「民の心は凶敵の刃よりも悲惨だ」

※当時の6つの国政機関。六官、六曹とも言います。余談ですが、その後の肖像画も1900年に火事で無くなりました

http://v.media.daum.net/v/20171209060305047?rcmd=rn

 

あれですね・・ロウソク革命・・・違うか。

「避難していく王のために民は宮殿の方に土下座して慟哭した」とかそんな話を聞いた記憶がありますが、あれは何だったのでしょう。

とにかく、1ヶ月経っても火災が続いたというから、後で日本軍が到着してさぞ驚いたことでしょうね(笑

 

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