ジェチョン(堤川)という地方の商業ビルで火事が発生し、29人が死亡、26人が負傷する事件がありました。
死亡者はさらに増える可能性もある、とのことです。実際、2時間前までは死亡者が28人になっていました。
1階(駐車場)から火が発生した、ということですが・・その原因が、あまりにも「いつも通り」で、困ったものです。
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まず、どんなビルなのかというと、8階建てで、メインは結構大きな銭湯付きのスポーツセンターです。
犠牲者が多い理由としていくつかの記事をまとめてみると、
・外装材などがすぐ引火する材質でできていた(150人の死傷者を出した京畿道議政府の火災のときと同じく「ドライビット」、SBS、※下の追記を参照にしてください)
・脱出路が塞がっていた(「炎が1つしかない出入り口が完全に防ぎ、建物の内部に閉じ込められた人々が脱出できる道が封鎖された」、韓国経済紙)
・違法駐車車両が多くて消防車が現場に入れなかった
などが明らかになっています。
http://v.media.daum.net/v/20171221205403303?rcmd=rn
http://v.media.daum.net/v/20171221215603040
前にも、多数の死傷者が発生した火災で、聞いた理由ばかりです。
古い施設なら仕方ないとも言えますが、銭湯やスポーツセンターなどビルのメイン施設(死亡者は殆どが2,3階で発見されている)は、わずか数ヶ月前にリフォームして再開場したものだ、とのことです。
セウォル号沈没事故の後、「マニュアル」の重要性をあれほど騒ぎましたが・・やはり、何も変わっていないようです。
※追記
コメント欄で指摘があったので、追記致します。
<・・韓国では有名な米国の会社の名前である「ドライビット」が、工法そのものを意味する一般名詞のように使用されている・・断熱材を外壁に使うだけに工期を大幅に短縮することができ、価格も安い。低コストで断熱効果も優れていて、米国やヨーロッパなどの多くの国でも多く使用される。
しかし、堤川(ジェチョン)火災惨事の主犯として指摘されている、いわゆる「ドライビット」工法が必ず火災に脆弱なものではない。断熱材として何を使用するかによって異なる・・>
※韓国ではほとんどがスチロホーム(発泡スチロール)を使っています
http://v.media.daum.net/v/20171222142929702
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