元外交官「韓国は日米から『欠損』処理されそうだ」

日本で食べたうどんの味に惚れてしまい、外交官をやめてうどん屋を始めた人がいます。

その元外交官(現・うどん屋)が朝鮮pubに寄稿したコラムです。

・最近、日本では、日米同盟の性格について多くを再考する議論がある。その中で大勢をなすのは、日米同盟が単に日本の安全保障を米国に委託するものではなく、スーパーパワーとして浮上している中国を牽制するための「バランサー」としての性格になり、日本の安全保障態勢の根本的性格の変化を予告するというものである。安保態勢の性格の変化というのは、日本の同盟内での役割と、それを実現するための現実的な能力の改編を意味する

 

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・そんな日本にも一つの弱点がある。過去史の問題だ。米国としては同盟のもう一つの車輪である韓国との関係において、日本がせめて韓国の意見に暗黙の同意だけはしてほしいと望んでいる。日も米も、中国牽制のために韓国を同じ枠の中におくべきだと利害関係が一致している。それが、日本が過去史問題において、少なくとも韓国の要求に応える姿を見せてきた理由である

・しかし、日米の利害関係を「会計帳簿」とした場合、その中の韓国が「黒字事業」になる見込みがなければ、管理会計を続ける理由が無い。見込みがない事業は「欠損」として処理し、そこに投入される資源を再グルーピングして、他の事業にその分の努力とエネルギーをまわすのが当たり前だ

・中国の浮上に伴う日米同盟と日本の域内安保の役割の再定義が、韓国の了解を得ることができるのか。韓国が彼らと共同の利害関係を受け入れるのか。最近の韓国の外交を見ていると、そのような見込みがない。その外交は、仕方がないというより、意図的で意識的なメッセージとまで解釈される

・米、中、日に向けて発信される韓国のすべてのメッセージが、日米外交安保担当者によってキャッチされ、分析されているであろう。おそらく彼らの会計帳簿は、ますます赤いペンを手にし、最終決算の2行を引いて、チャプターの終わり(※韓国を欠損として処理する)に向かっているだろう

・韓国を会計帳簿に欠損処理した日米は、その欠損を何で補おうとするのだろうか。それは明らかだ。日本国内的にも反発が激しくできなかった日本の「足かせ」を解放するのは、中国ではなく、皮肉なことに韓国であろう

http://pub.chosun.com/client/news/viw.asp?cate=C03&mcate=M1001&nNewsNumb=20180127452&nidx=27453

 

うどん屋の財政がどうなのかはわかりませんが、面白い喩えだな、と思いました。

 

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