8日、ソウルで日本と韓国の局長級協議が行われることがわかりました。
まだ確定ではありませんが、「早ければ」10日の新年記者会見で、文在寅大統領が慰安婦合意に対する立場表明を明らかにすると予想されています。その内容を8日に日本側に伝えるのではないか、と思われます。
http://v.media.daum.net/v/20180105210359803
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TFが慰安婦合意の検証結果とやらを発表してから、まるで「待っていた」ように、文在寅大統領が慰安婦合意に対する「なにかの措置」を示してきました。
検証結果だけ発表して、政府が動くのは平昌冬季オリンピックの後になるだろうと予想されていましたが、大統領の動きは予想よりずっと早いものでした。
個人的には、カン・ギョンファ長官すらも、多少は驚いている(文大統領がこの件を言及するのが早すぎる)のではないかな?・・・な気もします。気のせいかもしれませんが。
10日に慰安婦合意に対して文大統領が何かを言い出すと決まっているわけではありません。10日にあるのは「大統領の新年記者会見」です。慰安婦合意に関する話が出てくるのはほぼ間違いないでしょうけど、それがどういうものなのか、それはまだわかりません。
一部では、韓国側が予想している「もっとも弱い手」、すなわち「部分的な修正」または「内容の追加」などを言うのではないか、という観測もあります。
そして、日本の一部のマスコミやブログなどで、そういう内容の追加や部分的修正などは受け入れてもいいじゃないか、とする内容を、たまに目にします。
まさかとは思いますが、もし、なにか少しでも日本側がそれらの要求に応じた場合、その修正やら内容の追加やらができるまで、韓国側が既存の慰安婦合意を合意として認めるのでしょうか?それは違います。
韓国は「じゃ、それができるまで既存の合意は無効」というスタンスを取るでしょう。韓国としては、破棄などを言い出す外交的負担を背負わず、「履行しなくてもいい」という自分勝手な名分に逃げ込むだけです。日本も慰安婦合意の問題点を認めた!としながら。
どうせ韓国側に履行する気が無いなら、日本としては、今のスタンスを維持したほうがいいに決まっています。日本側が「1ミリも動かない」というスタンスを維持すれば、韓国はいずれ「破棄」を言い出す負担を背負うしかありません。
もちろん、その時も韓国は「日本側が話し合いに応じなかったので破棄した。だから日本が破棄したのと同じだ」と言い訳をするでしょうけど。
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