一つ前のエントリーにもありましたが、政権に不利なことは「積弊」というレッテルを貼られる韓国社会。
いまは朴槿恵大統領を追い出して「いまこそ積弊を清算する」と騒いでいますが、
面白いことに、1960年、李承晩大統領を追い出した後にも、同じことを言っていたことがわかりました。
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李承晩大統領を追い出した後、1960年6月25日、後に総理になる民主党のジャン・ミョン代表が朝鮮戦争10周年で行った演説内容の一部です。
「国内の全ての積弊を果敢に一掃してこれからの総選挙では公正で自由な国民の意思表示によって・・・」
ちょうど、「来い、南へ。行こう、北へ」というスローガンのもと、全国が親北ムードになっていた頃です。親米=李承晩を追い出したから、という理由でした。
それから、左派思想の強い民主党政権が誕生しますが、その直後に朴正煕氏のクーデターで瞬殺されます。
朴槿恵と亡国の民、韓国人による末韓論に共通するテーマですが、韓国の問題は、問題があるそれ自体ではなく、いつになっても問題が解決しないことです。
右と左、上と下が入れ替わるだけですから、どうしても「積弊清算」は復讐になり、なんの発展にも繋がりません。
1960年のこの「積弊」という言葉が、重く感じられる今日このごろです。
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