「列車に挨拶するのは礼儀でも親切でもなんでもない」

京郷新聞のある読者投稿(から始まった記事)です。

まずは、京郷新聞のキャプチャー画像をどうぞ。

http://v.media.daum.net/v/20180116135944970?d=y

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

これはSRT(韓国の高速鉄道の一部区間。KORAIL運営とは違う区間となります)運営会社に雇われた掃除員が、プラットフォームに入る(または出て行く?)列車に向けて挨拶をしている写真です。

この投稿者は、掃除員が、列車に客がいないときにもこう挨拶するのを見て、「なぜ列車の鉄の塊に向けて挨拶をするのか。これは礼儀でも親切でも謙遜でもない」としながら、SRT運営側は「弱者へのこき使いを止めるべきだ」と主張しています。

SRT側はこのような抗議のせいで挨拶をしないようにとしたこともあります。でも、挨拶をしなかったらしなかったで「なんで挨拶しないのか」という苦情が入り、結局はまた挨拶をするようにしたとのことです。

記事によりますと、

<・・SRTは、競争力確保のための初期から「差別化されたサービス」を強調しました。SRの公募に、ある企業が「日本鉄道のようにすっきりした、整然としたクリーニングサービス」を提供するとし、これが採択されました・・>

そのためにいろいろ日本のマネをして、その一つがこの挨拶だったわけです。

 

私には・・列車への挨拶を甲乙問題として考えることも、挨拶を止めるべきだと苦情を入れることも、なんで挨拶をしないのかと苦情を入れることも、日本鉄道がーとかいうくだりも、すべてが異常に見えました。

しかし、その中でも桁違いに異常に見えたのは、「鉄の塊に何故挨拶するのか」という部分です。

感謝と敬意、尊重。それを「物」に対して行うことは、非難されることでしょうか。上下問題なのでしょうか。

人への尊重が無いと、神を尊重することも、物を尊重することもできません。ふっと、そう思ってしまいました。

 

 

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