韓国でもマジンガーZは国民的な人気を誇ったアニメです。
後で日本のアニメだとわかって、韓国製のテコンVを持ち上げる風潮がありましたが、テコンVはどうみてもマジンガーZの影響を受けて生まれた作品であり、監督が同じ趣旨を話したこと、製作段階では「マジンガーテコン」というタイトルだったことなどが明らかになり(※未確認)、韓国でテコンVを支持する声は今はほとんど無くなりました。数年前にCGアニメなども制作が発表されていましたが、いまは動きがありません。子供の頃に好きだったからそれでいいだけですが、韓国人はそういうものに敏感ですから。
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そんなテコンVとは違い、国内外で大勢のファンに支えられてきたマジンガーZ。
私もマジンガーZの大ファンの一人です。マジンガーシリーズの劇場版のDVDを買ったり、超合金魂を買ったりとずっとファンでしたが、今回、最新技術で作られた「マジンガーZ INFINITY」を見てきましたので、簡略にレビューしたいと思います。
・予告編でマジンガーZの無双シーンが目立ちますが、初頭にグレートマジンガーも同じ無双シーンがあります。ただ、時間は短く、またグレートマジンガーは軍(統合軍という名称)に所属しているため、武器を使うにも承認が必要のようです。「グレートブースター」を呼ぼうとしたけど、「まだ甚大な被害が発生していない」という理由で却下されるシーンがありました。余談ですが、マジンガーZもグレートマジンガーと同じ超合金ニューZで改造されているようです
・光子力エネルギーが新しいエネルギー源となり、富士山に大規模プラントが作られました。光子力研究所の弓教授は日本の総理大臣になっていて、娘の弓さやかが所長になっています。一部には光子力エネルギープラントの建設に反対し「出てゆけ」とデモする動きがあり、研究所側も気を使っているようでした
・予告編に出てくる大きなマジンガーみたいなものが「INFINITY(インフィニティ)」です。詳しい説明は無く、「グレートマジンガー」の敵でもあった古代ミケーネ文明の「誰か」が作ったもので、光子力エネルギーの集中により異次元から姿を現しました。本編が始まって間もなくあっさり説明が入りますが、「所有者が、いまの世界に価値が無いと判断した時、ありえたかもしれない別の世界と置き換えることができる」力を持っています。マジンガーZと同じく、所有者によって「神にも悪魔にもなれる」力を持つもので、別に邪悪なものではありません
・予告編で「コラーゲン」・・じゃなかったコラーゴン?ゴラーコン?とか言ってる女の子は新キャラです。他の登場人物が全員どことなく「古い」印象の中、この子は今時のアニメキャラっぽい明るい性格をしていて、その対比が面白かったです。重い設定の子ですが、愚痴や不満などなく、被害者意識や不幸アピールなども一切無い、素直でまっすぐな子です。兜甲児を「ご主人様」と呼びますw
・ドクターヘルが「共存を望む」と言ったことで、世界はドクターヘルと戦うべきか平和交渉すべきかで意見が両分されてしまいます。ドクターヘルはそんな人類を見て「人類の弱点は、数多くの正義を制御できないことだ」と皮肉ります
・多くの被害を残しても、内容的にはハッピーエンドになりますが、今回の事件を「光子力エネルギーによるものだ」とし、光子力なんかやめて原子力を含めた既存のエネルギーに戻るべきだとする世論が強くなります。記者団の厳しいパッシングを受けながら、光子力研究所の所長弓さやかは、「私たち人類は確かにちっぽけな存在です」としながらも、笑顔でこう話します。
ネタバレになりますので、白い色にします(マウスドラッグで見れます)。
「次はもっとうまくできます」
あ、そうだ・・忘れるところでしたが、ボスがいいキャラしています。ボスボロットも大活躍(※)します。
(※)敵を倒したとは書いてません
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