「日本の観光ビジネスを支えているのは、日本人だ」

日本観光局のソウル事務所長クマノ・ノブヒコ(記事原文ママ)さんが、韓国の毎日経済に寄稿した記事です。

最近、日本の観光ビジネスを支えているのは外国人だとか、特に韓国人の訪日が多いことから「韓国人が日本の旅行業界を支えている」とかの主張を、たまーに目にします。

でも、それは違う、という反証にもなる記事となります。読み方にもよりますが。

 

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・昨年、日本を海外旅行客2870万人が訪れました(韓国から714万人)。「日本の観光業は、インバウンド旅行(自国に海外旅行客が入ってくること)で成長したものだ」と思われるかもしれませんが、日本の旅行業界は、インバウンド率はまだ20%程度に過ぎません。国内観光の割合が80%以上で、つまり日本の観光業は今でも日本人の国内観光で支えられているわけです

・平安時代の熊野参拝、江戸時代の伊勢神宮参拝、1800年代頃には東海道地方を旅する旅行記と浮世絵で東京から京都まで各地の観光スポットが描かれたことで、旅行ブームになりました。日本人の旅行文化は今から1200年前に生まれ、約200年前に大ブームを成し遂げたことがわかります

・韓国でよくこんな質問を受けます。「日本で突然の観光客が増えたのは何故ですか?」「おもてなしというのはどうやって生まれたのですか?」。その答えは、200年前から日本では「国内旅行」が一般化し、それに応じて観光地が整備され、お客様を丁寧に接待したいという心から、「おもてなし」の文化が育ったためです

・日本には、外国人観光客を増やすための必殺技があったわけではありません。古くから国内旅行で構築された旅行文化が、そのまま外国人観光客を収容するに至ったものです。2017年、日本人の出国率は15%で、韓国人の55%に比べて低いです。日本人は今でも、国内旅行が好きということです

http://v.media.daum.net/v/20180129040316949

 

わかります。そこから日本が好きになりすぎで「住む」ことになった私のような人もいるわけですから・・

「ご飯」にも書きましたけど、日本好きの観光客にとってもっとも嬉しいのは、「外国人がー」「世界がー」とかではなく、日本が日本のままでいてくれることです。

その日本を築いたのは、日本人による日本人向けの文化です。

 

 

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