韓国の与党共に民主党のウ・サンホ議員が、ラジオ番組に出演して「(慰安婦合意の履行の話をする気なら)安倍総理は来ないほうがいい」、「韓国に来たからには(履行ではなく)祝福の言葉を言うべきだろう」と話しました。
簡単にまとめてみます。
・安倍総理は先月24日、官邸で記者たちと会って「事情が許せば、平昌冬季オリンピックの開会式に出席すること」としながらも、「ムン・ジェイン大統領と首脳会談を開き、韓日慰安婦合意に対する日本の立場を確実に伝えること」と述べている
(ここから「続きを読む」の後になります)
・その前日の産経新聞とのインタビューでも「ムン大統領と会談して、慰安婦合意について、韓国が一方的に新たな措置を要求することは受け入れられないという考えを直接伝えなければならない」と明らかにした。また、少女像撤去要求すると言及した
・番組の司会者「安倍総理、首脳会談を予定までしておいて、自分のことばかり言いに来るようですね」
・ウサンホ議員「そのような目的のために来るのなら、来ないほうがいい」、「(平昌五輪開催を)祝うために来なければならない」、「私たちが2年後にある、日本の国際大会(2020年東京オリンピック)に同じやり方をすると、日本はそれでいいのか?」、「安倍総理は、(慰安婦合意履行などの)国内政治用の発言は日本だけでして、韓国に来ては、国際的な平和オリンピックの位相にふさわしく、徳談(祝福する言葉)をすべきであろう」
http://v.media.daum.net/v/20180208100107574
「自分の言いたいことだけ言いに来るのか」としていた人たちが、後半では一気に「私の聞きたいことだけ聞きたい」と話していますね(笑
安倍総理が言うのは、ただ「合意を履行しろ」それだけです。もし日本が何かの合意を履行しなかったとして、東京オリンピックの開会式にムン・ジェイン氏が参席し、首脳会談でその件を議題にするなら、それはそれで「アリ」だと思います。実際にはそんな案件も無いですけど。
去年十二月、共に民主党の代表チュ・ミエ氏が、慰安婦合意のことを「ハンコを押しただけのもの(ハンコを押しただけでは何の意味もない)」と話したことがあります。
「ハンコを押した」という意味を、韓国社会はまったく理解できていません。今回の記事もそうですね。ただ、祝福(聞きたいこと)を言うべきだ。そのほうが大事だ・・・それだけです。いつものことですが・・
♨ 著書関連のお知らせ ♨
・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が2018年2月23日に発売です!
・「Voice」3月号(2月10日発売)に寄稿文が載ることになりました。文在寅政権と慰安婦合意関連の内容となります
・10冊目「なぜ日本のご飯は美味しいのか」、9冊目「韓国人による末韓論(扶桑社新書)」も発売中です
・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。