毎日のように左派政権の話ばかりですし、今日は保守右派関連エントリーです。
この前、日本を訪れて指紋も捺さずに入国し、韓国に返ってからは「堂々たる外交をやった」と自画自賛したホン・ジュンピョ(洪準杓)自由韓国党代表。
率直に言って、こんな時に保守派勢力にも「集結できる人」がいたら・・と思うときもありますが、保守右派のリーダーが彼では、どうにもならない気もします。
彼は、自由韓国党(旧セヌリ党)とは言え、いわゆる「非朴」系、すなわち朴槿恵大統領とあまり仲がよくない派閥の人です。朴槿恵氏が弾劾されるまでは親朴系の議員たちが党の主流でしたが、朴槿恵氏のイメージが悪くなったこを利用して、党の代表まで上がった男です。
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保守勢力の中では知名度も低く、去年2月には「全ては親朴系の議員たちのせいだ」とし、大統領選挙の時には、「政治だけでなく人間としての道理が全然ダメだ」と朴槿恵氏を非難しましたが、
比較的朴槿恵氏の支持者が多い大邱・慶尚北道(テグ・キョンサンブクト)地域での遊説演説では「本当に、もう彼女を許してやってもいい時ですけどね」と、朴氏をかばうような発言をしました。
そして大統領選挙が終わると、朴槿恵氏の党籍を抹消し、残っていた党内の親朴系議員たちを党の要職から下ろし、露骨に離党を勧めました。
いままでは親朴勢力に押されてなにもできず、実際にこれといった実績も無い洪氏。
今日は、党の指導部とソル(旧暦の元日)帰省挨拶を交わした後、記者たちと会ってこう言ったそうです。「うちが野党になったからって、こんなキャリアの浅い記者たちを送るなんて」、「記者たちがね、もうちょっと質の高い質問をしないとダメだろう、まったく」、「質問の品格がないんだよね、品格が」
http://v.media.daum.net/v/20180214150541089
なにかあれば文在寅政権の悪口を言う彼ですが、実は、文政権をもっとも「手伝って」いるのが、彼かもしれません。
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