正義のための嘘

2007年の記事ですが、韓国人は1日に3回嘘をつく、という調査結果があるとのことです。もちろん、これは被験者が自分で「噓をつきました」と記録した数字だけですので、実はもっと多いでしょう。

http://v.entertain.media.daum.net/v/20070115104716115

韓国人は、「なぜ嘘をつくのか」と言われると、ほぼ間違いなくその理由を次のように答えます。

まず、「そんなものだろう」。

この場合の「そんなものだろう」または「すべてがそうだろう」は、「嘘をついて当たり前(私が悪いのではなく、誰でもそうしたはず)」という意味になります。特に重い事案の嘘でこのような言い訳をするなら、許されるものではありません。これが、詐欺や嘘などがバレた時「私はジェス(運)がない」と言う韓国人が多い理由でもあります。世の中すべてが嘘をついているのに、自分だけバレた、という認識です。

 

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ただ、ここでいう「そんなものだろう」は、韓国では「反応に困る(これ以上聞かないでくれ)」という意味もありますので、友だち同士でとても軽い事案の嘘をついて、それがバレた時に、嘘をついた人が「そんなもんだろう(赤)」と言うなら、深くは責められない気もします。

 

二つ目は、「韓国特有の文化だよ」。

よくあるケースですが、「韓国人は体面を大事にするからつい嘘をつく」とします。1994年6月4日の東亜日報に見ると、こんな記述があります。

「旧韓末(朝鮮末期)に韓国(朝鮮、大韓帝国)を訪れた外国人たちは共通してこのような記録を残している。韓国人はよく嘘をつくというのだ・・韓国の学者たちは、それは外国人たちが韓国の体面文化を理解できなかったからだという・・」

 

もちろん、これも言い訳です。韓国人の嘘は、基本的には、相手に害をなすため、またはお金を手に入れるための嘘です。

韓国に誣告や偽証が多いことは、また取り上げることもないでしょう。他にも、韓国の諺「お金が諸葛亮(돈이 제갈량)」がその心理をよく現しています。お金があれば、できそうにないことでも、なんでもできるようになるというのです。前に本ブログで紹介した「嘘がおじさんより良い」と組み合わせてみてください。

 

そして、「正義のため」です。

セウォル号沈没事故の時、セウォル号の中の特定の場所に生存者が集まっているなどの携帯メールを送りまくる人たちがいました。彼らは警察に捕まった後、揃ってこう言いました。「こうすれば救助活動が早まると思った」。

韓国人は自分の信じることは「絶対正しい」と信じて疑わないので、自分の意見の説得力を作り出すためには嘘をついても問題ないと思っています。

 

 

他にもいろいろあるでしょうけど、韓国人がその「嘘」を「悪いこと」として認識していないという点が共通しています。悪いものではないと認識しているからこそ、自分の頭の中のこととはいえ、「正義」と共存できると考えてしまうわけです。

 

 

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