韓国の「伝統人形」とは

あれ?と思ったことがあります。

ひな人形のこともあって、「韓国にはひな人形みたいなものが無かったのかな?」と。

日本の伝統人形といえば、考えるまでもなく普通に「日本人形」(実にストレートな名前ですね)とか、ひな人形も古くから愛されていましたし、いろいろあります。現物も残っていますし。

別にひな人形みたいなものでなくてもいいから、韓国の「伝統人形」とは・・・何でしょう。韓国にいた時、博物館もそこそこ回ってみたし、一度ぐらいは見たことがあるはずですが、まったく記憶にありません。

 

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韓国側のネットショッピングをいろいろ回ってみましたが、「伝統人形」で検索しても、

「韓国の伝統衣装を着ている人形(小さな陶材人形など)」、すなわち伝統っぽいデザインの人形はヒットしますけど、韓国の「伝統人形」はヒットしません。

調べた所、

「新羅時代の遺跡の中から粘土で作った『人の形をしたもの(多分、人形)』が出てきたことはあるが、韓国に古くから伝わる人形の現物、またはそんなものがあったという記録はどこにも無い」だそうです。

伝統人形が無いから、時代劇に出てくる「美化された」昔の服装を着た人形を作って、その呼び方を「伝統人形(ジョントン・インヒョン)」としているみたいです。外国観光客たちに人気だとか・・

 

韓国で数十年暮らしたのに、こんなことに気づいてなかったとは、不思議な感覚です。

 

 

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