雑談カテゴリーです。
人気漫画「金田一少年の事件簿」にて、ネットコミュニティーで仲良くしていたメンバーたちがオフ会で集まり、そこで殺人事件が起きるというエピソードがありました。
ネットではプロ野球選手など豊かで社会的にも認められる職業を演じていたメンバーたちが、実際の人生は全然別で、中には性別まで違う人もいた・・・という設定が印象的でした。
いつからか、韓国では、ネットでの「自分」設定(設定といほどのものでもなかったりしますが)の「証拠」を求めるようになりました。
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ずいぶん前から、「ある場所(観光地)に行ってきたよ」という趣旨で、その場所で撮った自分の写真をネットにアップする「認証ショット」が流行りました。
もちろん思い出づくりというのもありますが、一部に限っては、有名な観光地などに「私だって行ってきたんだよ」と写真を載せる心理もありました。韓国でセルカ棒など、セルフ写真が流行った一因でもあります。
それが、最近は悪化しちゃったみたいで・・・記事によると、20代を中心に、「私は恋人がいるぞ」を認証するため、時給を払って、「写真を一緒に撮ってくれる女性」を募集したりするとのことです。
http://v.media.daum.net/v/20180410115010871?d=y
他にも、自分が大勢の人と繋がっている、大勢の人の関心を引いていることを示すため、その証(インスタグラムのハッシュタグなど)をまるで物乞いするように求める人たちも多いことから、こういう現象は「人脈が多い」ことをアピールするため、すなわち人脈関係が何より重要とされる韓国社会の写し鏡だとの指摘もあります。韓国では「縁故」が出世のためのもっとも心強い方法だという認識が強いためです。また、芸能人に憧れる人が多く、一種の「芸能人症候群」だとする指摘もあります。
ただ、所詮はネットの演出。
変わったことをするユウチューバーなどもそうですが、韓国ではこういう人たちを「関種」と呼びます。「関心病種子(関心が欲しくてどうしようもない血統)」の略です。
関心が欲しい・・・言い換えれば、関種は「私は無視されている」という劣等感の裏返しでもあるということでしょうか。
ありもしない証拠を作って劣等感をなんとかしたいと思う・・なるほど、「体面」など、韓国社会そのものと似ている気もします。
余談ですが、シンシアリーは恋人はいません。娘(レナ)はいますが。セルフ写真は載せられません。色んな意味で。
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