6月13日、自治体の長などを選ぶ「地方選挙」にて、与党である共に民主党の候補たちが確定しました。
大きく報道されているのはやはりソウル市長、京畿道知事(ソウルと隣接した首都圏地域)、そして韓国左派の総本山とも言える光州(グァンジュ)市長となります。
http://v.media.daum.net/v/20180420212900200?rcmd=rn
ソウルは現役の朴元淳(パク・ウォンスン)氏。左派思想が強すぎで好きになれない人です。ただ、昔は性格は評価できましたが、いまはそうでもありません。文在寅氏もそうですが、この人もまたかなり穏健な性格の人でしたが・・息子の兵役免除(腰か何かの疾患)で保守陣営と泥まみれの争いとなり、いまは性格も大人げない人なってしまいました。個人的には、次はこの人が大統領になるのでは?と思っています。
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京畿道知事には、あのイ・ジェミョン氏が選ばれました。大統領候補にはなれなかったけど、反日発言が目立つ人で、ソンナム(城南)市の市長でした。とにかく朴槿恵氏への露骨な非難が多く、また日本を事実上の敵国だと公言するなどして、そのおかげで人気をが集めた人です。
あと、光州のイ・ヨンソプ氏ですが・・この人は、2011年から「北朝鮮人権法」を阻止するために熱を出していた人です。人権法は2015年か2016年かに国会を通過しました。
韓国では、前から北韓(北朝鮮)人権に関する法律があります。
もちろん、この法律がちゃんと機能しているわけではありません。ただ、韓国の法律では北朝鮮も韓国の領土となっているため、そこに住んでいる人たちの人権を守るための法律を作っておくのは韓国国会の義務だとする賛成の主張が強く、特に李明博政権末期から朴槿恵政権初期の頃、この法律を作るべきだとする動きが説得力を得ていました。
ただ、左派陣営では、司法の力が届かない北朝鮮関連で法律なんか作っても意味がなく、北朝鮮を必要以上に刺激するだけだとする反対主張が基本でした。
これは、左派からすると「北朝鮮は『別の国』なのに、韓国が法律を作るのはおかしい」という問題でもありました。あの時、もっとも「反対」に力を入れていたのが、民主党(民主統合党という党名でしたっけ?)の政策委員長だったイ・ヨンソプ氏です。
なるほどーな顔ぶれだったので、ちょこっと更新してみました。
※書き忘れましたが、これから約2ヶ月の間、大きな変化さえなければ、この3人は各地域での当選が確実視されています。
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