本ブログでも扱ったことがありますが、食堂労働者たちの集団脱北の件です。
なぜかいまになって北朝鮮赤十字中央委員会スポークスマンが朝鮮中央通信に出演し、次のように話しました。どうやらこの件を「拉致」としているようです。
・私たちの公民女性たちを遅滞なく、家族のもとに帰すことにより、北南関係改善の意志を示すべきである南朝鮮当局
・朴槿恵政権が強行した反人倫的蛮行を南朝鮮当局は認めて、事件の関連者たちを厳しく処罰しなければならないだろう
・私たちは南朝鮮当局の今後の動きを慎重に見守るだろう
・この拉致事件を(韓国が)どのように処理するかが、板門店宣言に反映された北南間の人道的問題の解決の展望を決定するにおいて大きな影響を与えるだろう
http://v.media.daum.net/v/20180519215403579
<おまえらがどの口で拉致を語るか>・・・をまず書いておきます。
この件、まだ2年も経っていません。本当に「拉致」というほど自分の意志に反するものだったとは思えませんが、もし意志に反する側面(流れに従っただけ、とか)があったとしても、その脱北者たちがいまどうしたいのか(北朝鮮に帰りたいのか、韓国に残りたいのか)聞いてみるのがもっとも大事ではないでしょうか。
この件を扱う記事はそこそこの数がありますが、その脱北者たちがどうしたいのかを気にする記事は一つもありません。
「朴槿恵がやったこと」としながら送還を要求した北朝鮮。韓国側がどう応じるのか、見ものです。
ソース記事にはありませんが、脱北者団体はその食堂労働者たちを「絶対に北朝鮮にかえしてはいけない」としている、とのことです。
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