最近、テ・ヨンホ氏の「3階書記室の暗号」を読んでいます。
その中の、1991年、表面的には朝鮮半島非核化(あのときも北朝鮮の非核化とは言いませんでした)を掲げていた金日成氏と金正日氏が交わした会話が・・面白かったというか印象的だったというか、そんな感じでしたので、紹介したいと思います。
<・・1991年12月25日、金日成は人民軍の幹部と抗日革命闘士たちを集めてこう尋ねた。「今はソ連まで崩壊して、中国も南朝鮮にくっついた(韓国と外交樹立)。こんな中、祖国統一をどのように実現していけばいいのだろうか。南朝鮮と米国が(北)朝鮮を攻撃してくると、私たちの力だけで戦って勝つことができだろうか。一度、正直に答えてみて欲しい」。
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軍幹部と抗日革命闘士たちが「首領様、心配しないでください。数十年の間、祖国統一を準備してきた私たちが無条件で勝ちます」と答えると、金日成が再び質問した。
「祖国解放戦争(6・25戦争)をもう忘れたのか。戦争は考え通りになるものじゃない。もし我々が負けたら、どうすればいいのか、それを答えて欲しい」
誰もが回答を躊躇している間に、金正日が席立ち上がって大きく答えた。
「首領様、私たちが戦争で負けるなら、この地球を叩き割ってしまえばいいです」
金日成は手のひらで机を叩きながら「私は聞きたかった答えがまさにそれだ。私たちが負けたら、地球を叩き割ればいい。私たちがいない地球など、必要ない!」と満足した・・>
余談ですが、この本、「韓国人による罪韓論」と、結論にたどり着く過程は違えど、結論がほぼ同じです。
いつか、日本でも紹介されるといいですね(意味深)。
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