韓国最大野党、「うちを非難するコメントを数日間放置した」とポータルサイトを民・刑事告発

この前、大統領府が「北朝鮮を悪く言う記事には厳しく対処するぞ」という趣旨の声明を出した・・と紹介しました。

今日は、野党(自由韓国党)が、「なぜうちを非難するコメントを数日も放置したのか」と韓国最大のポータルサイト「ネイバー」を訴えました。

聯合ニュースの記事から部分引用します。

<・・自由韓国党は31日、キム・ソンテ院内代表の「ドリューキング特検」要求断食デモ(水以外は食べないで行うデモ)関連記事に付いた悪口・誹謗コメントを数日間放置したとして、ポータルサイトであるネイバーを民事・刑事告発した。

 

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パク・ソンジュン(自由韓国党)広報本部長は報道資料を通じて「悪性コメント放置とドリューキングの世論操作の遊び場になったネイバーコメントに警鐘を鳴らすために、ネイバーの刑事・民事責任を問う」と明らかにした。

韓国党は28日、ソウル南部地検と水原地方検察庁城南支庁のネイバーに対する損害賠償請求訴状と告発状を提出した。韓国党によると、5日、金院内代表は断食中に暴行された事件を扱った記事12件がネイバーメイン画面に配置され、その記事には約13万件のコメントが集まった。コメントの内容のほとんどは、悪口や軽蔑、嘲笑などであった・・>

http://v.media.daum.net/v/20180531101634356?rcmd=rn

 

韓国の悪性コメント、いわゆる「アクプル(悪性リプライ)」というのは本当に「悪性」そのものですから、気持ちはわかります。でも、それがネイバーを訴えることでしょうか。もしネイバーほどの大手ポータルサイトが「13万件もコメントを削除した」となるとどうでしょうか。それはそれで大問題になる恐れがあります。無理でしょう、普通。

単に「できないと知っていつつ、訴えて『場』そのものを無くす」攻撃だと見ていいでしょう。

韓国人はこの心理が強いです(´・ω・`)。他の事案でも垣間見ることが出来ます。

朴裕河教授の「帝国の慰安婦」の件で、朴教授だけでなく出版社の代表を一緒に訴えたこと。これは「出版」そのものへの警告です。書いた人だけでなく、「それらを表現できる場そのもの」を無くそうとしているわけです。昨日は何年も前のネタがありましたが、読者の方々、「反日宗教論」を覚えておられますか?韓国で「責任が取れません」と言われたあの原稿です。後で「恥韓論」のもとになりました。あのとき韓国の出版社の方が言われた「責任が取れません」の意味も、同じものだったかもしれませんね。他にも、いわゆる「日本海表記」や「旭日旗」で韓国が世界各国に抗議していることでも、同じ側面を見ることができます。不利な情報は「場」そのものを封じてしまうわけです。与党も野党も、右も左も、上の下も、甲も乙も、韓国でこの心理は変わりません。そして、相応の「成果」を得ています。

韓国は、善悪にこだわって生きている「つもり」かもしれません。この「場を封じる」も、その一環かもしれません。でも、私がいまでも韓国に望んでいることは、「善人になれ」でも「悪人になれ」でもありません。「大人になれ」です。

 

 

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