最近の韓国の左傾化は「統一すれば日本に勝てる」という考えをさらに強くしています。
今日お話したいことは、いまもそうですが、1990~2000年代初頭までは、韓国で「北朝鮮と力を合わせると日本に勝てる」という内容の小説や漫画が相次いで登場し、圧倒的な人気を集めていたことです。
もっとも有名なのが、南北が共同開発した核兵器を日本に落とす内容(最後は日本が許しを請うたため、無人島に落とします)の小説「ムグンファの花が咲きました」です。1993年出版し、いままで450万部も売れたと言われています。
この「最後は韓国が日本を許す」は、他のいくつかの作品(?)からも見られる特徴で、とにかく作中の韓国は「徹底的な被害者」「無欠点の善良さ」「信じられない悪条件で勝つ」が基本でした。
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当時、韓国最高の人気漫画家で、私と同じ世代なら誰もが「恐怖の外人球団」という漫画を覚えているはずの、「イ・ヒョンセ」氏。彼もまたこの流れに乗り、南北が協力して日本の大量虐殺の嘘を暴いて、地上軍を福岡に上陸させ日本を降伏させるという内容の「南伐」を描きました。販売部数は約100万部だと言われていますが、スポーツ新聞に連載されていた当時、そのスポーツ新聞の売上にも大きな影響を及ぼしました。
日本がインドネシアで自国民を大量虐殺し、それをインドネシアのせいだとして戦争を初め、朝鮮半島にまで侵略します。在日韓国人の主人公は、韓国人という理由で妹を性奴隷にされ、追われる身となります。南北の特殊部隊の一員となります。結局は主人公たちの活躍で大量虐殺は日本の自作自演だったことがわかり、戦争でも南北連合軍が勝利する内容です。
ちらっと見たことがありますが、性奴隷にされた女性たちが涙を流すシーンで韓国国歌の歌詞が流れるなど、「いかにも」な演出満載でした。
他にも、日本だけでなく米国との戦争ですら韓国(+北朝鮮)が勝利する内容の小説「デフコン」シリーズなどが、大きな人気を集めました。
この流れの作品は、最近では主に映画に見られます。臨時政府が日本の高官や親日派を次々と暗殺していく映画、李舜臣が12隻の船で日本軍200隻以上を船を撃破する映画など、です。
一つ面白いのは、当時・・2000年代になった直後だったと思いますが・・韓国のあるサイトで、これらの作品を辛辣に批判する人たちが何人かいました。彼らの共通点は、親日でも反日でもなく、ミリタリーマニアでした。「こんな戦艦、韓国には無いよ」「日本と韓国が戦争?経済が保たねーよバカ」「中国とロシアはどこいったwww」うろ覚えですが、そんな内容だったと記憶しています。
本ブログの最近のエントリーで「文在寅保有国」「南北で無敵」「日本はどうせ泣きついてくる」などの内容を読む(書く)たび、「同じこと思っているだろうな、この人たち」と思ってしまいます。心が曇った人間ですから、私は。
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