ドガニという映画、覚えておられますか?障害者学校で行われた様々な暴力を描いたもので、韓国社会に大きな衝撃を与えました。いまでも閉鎖された施設などで似たような事件が起きると「ドガニ事件」と分類することもあります。
その原作は小説(実話を元にした)で、作家は女性ですが・・その作家コン・ジヨンさんが、慰安婦から告訴されました。なにがあったのか、簡単に説明してみます。
まったく関係ありませんが、ドガニは「閉鎖された空間」「熱狂する人たち」という意味でよく使う言葉で、もともとは鉄を溶かす大きな器のことです。
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去年、ある牧師が、肺がんにかかっている慰安婦K氏のために、新しい家を作ってやりました。記事のニュアンスからして、Kの甥、L氏も一緒に暮らしているみたいです。
ですが、その牧師が児童たちを虐待し、しかも政治家たちを相手に、精力を高める違法的な針術を行ってきたことが問題になりました。
小説家コン・ジヨン氏が、この問題の真相を明らかにし、関連者たちを処罰すべきだと主張するようになりました。
そして、コン・ジヨン氏は、例の牧師と親しい関係にあったL氏(慰安婦の甥)のことで、「L氏が、市民たちから寄付金をもらっており、慰安婦K氏を暴行してK氏にはアザがある、高級外国製車に乗っている」と指摘しました。
この件で、L氏と慰安婦K氏が、コン・ジヨン氏を告訴しました。またもや名誉毀損です。
パッと読んでみると、いろいろ、ツッコミどころがあります。
去年なら、慰安婦財団からお金もらっていたはずです。
つか、家を作ってもらうなんてウハウハですね。
コン氏が指摘したことは、どちらも「それは違う」とすぐ証明できるはずですが。アザは病院で見てもらえばあるかないかすぐわかるし、寄付金や車だってすぐわかるでしょうに。
なんで告訴した人が「慰安婦KとL氏」なのでしょうか。コン作家は慰安婦に対しては何も言ってませんが。慰安婦K氏は94歳です。
牧師は慰安婦に家を作ってやったと、良い人をアピールしたかったのでしょうか。コン・ジヨン氏は、慰安婦が暴行されたと書けばなんとかなると思ったのでしょうか。L氏は、慰安婦と一緒に告訴すればまず勝てると思ったのでしょうか。
韓国社会で「慰安婦」というのは、実に便利な道具であります。同情の余地はありませんが。
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