創業と出店

昨日、本ブログでも取り上げたことがありますが、韓国では日韓コンビニ比較が大流行です。

鋭いものからデマまでいろいろと情報が出ていますが、その中で、オーマイニュースは<韓国では「コンビニ創業」と言い、日本では「コンビニ出店」と言います>としながら、こう書いています。

<・・韓国は、ほとんどのコンビニを「創業」する方が賃貸料を負担しますが、日本は違います。自分が土地や建物を保有している場合を除いては、ほとんどの店主が建物を賃貸せず、運営だけします。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

本社が賃貸料をすべて負担する代わりに、店舗主はより高価な手数料を支払います。リスクのある高所得ではなく、安定した収入を重視する日本人の特徴を示している面でもあります。

日本には「コンビニ創業」という言葉がありません。コンビニ創業をめぐる両国間の認識の違いを克明に示す事例です。日本は創業の代わりに「出店」という表現を使用します。したがって、「コンビニ社長様」という表現も存在しません。

※韓国では店の主を社長様と呼ぶのが一つの礼儀みたいになっています※

留学生である私の知人は、通っていた日本語学校で「父親がコンビニの社長」と話したら、コンビニ本社の社長の息子だと誤解されたこともあるそうです。日本ではコンビニ店舗開設を自営業者ではなく、本社との雇用関係の一つとして認識します。したがって一般的な会社が従業員の給与を保証するように、コンビニ本社が店舗主の一定水準の所得を確保することは、当然のことだと言えるでしょう・・>

http://v.media.daum.net/v/20180719121200884

 

さて、面白い指摘ではありますが・・

この記事には不思議なところがあります。この後、記事は「韓国コンビニの問題は無分別に店舗数を増やしたからだ」としながら、本社側が責任を取るべきだとするニュアンスを展開しています。

「創業」なら、それはやった人(店主)のほうにもっと責任があるのではないか?な気もしますが。

こうしてみると、今までの「雇用者は悪、被雇用者は善」という考えが、「コンビニ店主は善、コンビニ本社は悪」に変わっただけの気がします。

そういう善悪論を捨てない限り、どれだけ比較しても無駄でしょう。

 

 

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