慰安婦合意10億円、韓国政府が費用を充当・・「日本政府の支援は無かったことにする」

先月、外交部が慰安婦合意の後続措置を発表する!としていましたが、女性家族部が後続措置を発表しました。

慰安婦問題は、国外向けには外交部が、国内向けには女性家族部が担当します。

韓国政府が、いよいよ「10億円」を韓国政府の予算で充当しました。記事本文にもありますが、「日本からの支援は無かったことにする」という意味を持ち、今更な話ではありますが、慰安婦合意の内容そのものを否定することになります。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<女性家族部は、日本政府の出捐金10億円を全額充当するための予備費の支出案が24日の閣議を通過したと発表した・・

・・政府は、10億円を韓国政府予算に置き換えて、結果的に被害者が「日本政府の支援」ではなく「韓国政府の支援」を受けるという内容を盛り込んだ慰安婦合意の後続措置を今年1月に発表したている。慰安婦合意に基づいて日本が出した10億円で和解・治癒財団が設立されたが、10億円を日本に返すべきで、財団も解散すべきとの要求が絶えなかった。現在、和解・治癒財団は機能が止まっている・・>

http://v.media.daum.net/v/20180724142848063

 

やっとこの話が出てきましたね。予想通りというかなんというか。

1月の時点では単に「政府が充当する」とだけ言っていて、詳しく何のことか謎でした。確か、日本側からも「10億円関連で、韓国政府が具体的にどうするというのかよくわからない」という意見があった気がします。

いままで韓国政府が公式に示していた「このまま履行するわけにはいかない」から、さらに進んだ内容になると見ていいでしょう。

今回の件は「履行しない」ではなく、「履行されていた部分を白紙に戻す」ことだからです。日本が10億円出したことは合意の履行ですから。

 

本にもブログにも何度も書きましたが、韓国が必要とするのは「新しい合意」ではありません。問題が永遠に解決しないことです。すなわち、韓国にとっては慰安婦問題に合意(解決)そのものがあってはなりません。

とりあえず、韓国政府がこの予算を執行する時点で、韓国の慰安婦合意後続措置はレベルアップします。いままでの「不履行」が、「破棄(破綻)」になるでしょう。8月15日前までは執行して、大統領演説あたりで発表するのではないでしょうか。

 

 

 

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