同じ言葉、別の意味

もうすぐ紹介できると思いますが、「韓国人による◯韓論」ではない新書の原稿が、基本はできて、校正作業中です。

今回の本には、韓国より「韓民族(朝鮮民族)」という言葉を圧倒的に多く使っています。

朝鮮半島には二つの民族観がありました。韓国という国家で韓民族(正統性とかそんなものです)を継承したとする右派の民族観と、民族を継承できるのは民族そのものが国家でなければならない(まず統一しないといけない)とする、すなわち韓国だけでは韓民族を継承できないとする、左派の民族観です。

彼らが言う「韓民族」は、世界一偉大な民族です。もちろん、「現実」のものではありませんが。そして、右派の民族観が某ダムみたいに崩壊して某金塊みたいに沈んだことで、いま、「偉大なる韓民族」と「朝鮮半島統一」は同じものとなり、統一という存在に大きな妄想、特に「日本に罰を下すことができる」という妄想に浸かることとなりました。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

「統一前の北朝鮮が日本にミサイルを撃つ可能性より、統一後の韓国(統一後の呼び方がどうなるかわかりませんが便宜上こう書きます)が日本にミサイルを撃つ可能性のほうが高い」。恥韓論の時に書いた「韓国が日本を攻撃しない唯一の理由は力が足りないからだ」という文章の、続きとなる、そんな内容の本です。

 

この本には、「注意事項」があります(本文にもちゃんと書いておきました)。それは、やたらと出てくる「民族主義」「民衆史観(民衆運動勢力の歴史観)」さらには「親北思想」などの用語が、「あくまで韓国内でのもの」という前置きです。すなわち、他の国で使っているものとは意味が異なる場合が多い、というのです。

例えば親北思想も、ある政治家が「これが国益のためだ」として北朝鮮との宥和政策を求めているなら、それは彼の政治思想の一つとして尊重されるべきでしょう。でも、韓国の親北思想はそのまま「韓国という国への否定」になっているため、そうはいきません。民族主義や民衆史観も同じです。どちらも社会にある程度は必要なものかもしれませんが、韓国では大いに変質されています。

 

ここからが本番で・・これは本のことではありませんが、最近、韓国では某国会議員の自殺で「正義」という言葉が乱舞しています。いままで「弱者の見方」「乙の隣にいてくれた人」「もっとも清廉潔白な政治家」とされてきた、左派政治家の代表格の一人でもあった「ノ・ヒチャン」議員です。

彼は、賄賂の疑いで警察の捜査を受け、「お金を受け取ったけど賄賂じゃありませんでした」と遺書を残して自殺しました。

なぜこんな時には、「清廉な人だと思っていたのに後頭部を殴られた」と言う人が誰もいないのでしょうか。マスコミは「正義の人を亡くした」と、正義という言葉の記事を乱発しています。

盧武鉉氏の時は「前の政権への復讐」という側面があったでしょうけど、今回は同じ左派の政権だし、そんな側面も無かったはず。ちゃんと捜査に応じていたなら、その結果によっては「彼には彼の正義があった」という評価をしてもいいでしょう。なのに、お金もらったけど賄賂じゃありませんで自殺とは。それに、そんな人に正義を与える社会とは、これいかに?

韓国の「正義」という言葉を書く時にも、前置きが必要ではないでしょうか。「※他国で言う正義とは意味が違います」と。韓国の正義の基準は、対象が「ウリ」なのかどうかで決まりますから。

両方の言葉がわかる私の場合、この「同じ言葉、別の意味」が、かなりのストレスになります。

この前、コメント欄で日本では「チューブ」が「浮き輪」の意味ではないとわかりましたが・・そういうのは「ああ、そうか。もっと知りたいな」と思うものですが・・

こういう正義とか民族とかの意味の差は、なぜか扱うたびに「知りたくない」と思ってしまうから不思議なものです。理解できたらできたで、人間としての何かが壊れそうな気がするからです。

 

 

 

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