韓国で「国民年金を廃止せよ」と世界的にも珍しい世論

韓国で、国民年金を廃止せよとの世論が盛り上がっている、とのことです。ニュース1のソース記事の題によると、こういう要求は「世界的に前例が無い」とも。

<国民年金基金の枯渇を防ぐために、政府が公聴会を開き、保険料引き上げと義務加入期間の延長など制度改革案が議論されると、国民年金廃止論に火がついた。

国民年金自体を廃止するか、義務加入を選択加入(任意加入)に転換して、国民年金を必要としない人々を「解放」させてくれという声だ。これまで国民年金は関連した社会的葛藤があるたびに廃止論が提起されてきたが、適当な代案がないという点で、国民年金が実際に廃止されるのは容易ではないという分析だ・・>

https://news.v.daum.net/v/20180812154731559

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

シンシアリーが韓国にいたときには・・日本みたいにいくつか種類があるわけではなく、国民健康保険みたいに所得に応じて払う金額が大きくなる仕組みでした。

 

廃止しろーという世論のもっとも大きな理由は、「払う金が無い」ということでしょうけど・・この「国民年金廃止論」関連記事には、もう一つ、重要な側面が欠けています。

 

世代間葛藤(若い世代が払う国民年金が高齢者に支給されること自体が気に入らない)もそうですが、最近よく話題になるのが公務員年金です。

聞くどころ、公務員年金(軍人年金含め)は一般の国民年金より条件が良く、相応の赤字が発生しています。よって、「私が国民年金を払っても、公務員たちのために使われる」ことに対する不満が大きいです。

そう考えてみると・・

韓国で最近もっとも人気がある職業は、公務員です。公務員になれば「首にならない」ということがもっとも大きな理由だそうです。でも、その公務員年金をなんとかしろ、ダメなら国民年金なんか無くしてしまえ、と。

財閥になりたいけど財閥は解体すべきだ、という心理に似ている気もします。

 

明日は、いつもの更新はございません。写真撮りに出かけるので、夜にレナスレでも書きたいと思っています。

 

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※全ての書籍リンクはAMAZONページとなります

・新書「朝鮮半島統一後に日本に起こること 韓国人による朝鮮半島論」が9月2日発売予定です。韓国の民族主義、親北主義、民衆史観、そして反日思想の関係について考察し、「朝鮮半島統一前の北朝鮮が日本にミサイルを撃つ可能性より、統一後の南側(韓国)政府が日本にミサイルを撃つ可能性が高い」という、とても残酷な結論を書いた内容となります。

紹介エントリーはこちらになります。

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog