※本エントリーは、堕胎の是非を問うためのものではないことを、前置きしたいと思います※
堕胎のことで、韓国社会でああだこうだと論争が起きています。韓国は、刑法270条に「同意なしに堕胎できない」など決めています(例外条項ももちろんあります)。これを、政府が「医師の非道徳的な診療」に入れることにしたからです。
処罰は今までと同じ資格停止1ヶ月ですが、堕胎が「非道徳」として明記されたことは、そのまま「処罰されやすくなった」という意味でもあります。許可されていない医薬品などを使うのも「非道徳医療行為」であるため、国家機関としては、堕胎も同じ項目としての処罰が可能になるわけです。医師たちは「現状を知らない政策だ」と強く反発しています。
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そんな中、オーマイニュースが、「堕胎の罪を持ち込んで母まで罪人にしたのは日本だ。兵士を増やすための帝国主義の発想だ」という記事を載せました。
<・・中絶に対する日本の態度は、1894年の日清戦争後に一層強硬になった。「戦争で勝利するには、人口が多くないといけない」という判断に基づいて、胎児も国民の範囲内に入れようとする意図で、堕胎罪の処罰強化を追求した。これは1907年に刑法での処罰強化につながって1912年以降の朝鮮にまで適用されたものである・・>
https://news.v.daum.net/v/20180903152400922
さて、データ的に見ても韓国は堕胎が多いと言われる国ですが・・実は、韓国の堕胎の問題は、「違法施術(堕胎手術が認められる、法に定められた場合は除く)の蔓延」です。
2011年9月のMBCニュースですが・・
「性暴行による妊娠の場合を除いた不法堕胎手術が、集計されたものだけでも一年に34万件に達します。途方もない数字ですが、これも氷山の一角」としながら、
「正常分娩の場合、産婦人科医としては、10時間がかかっても、受けるお金は30万ウォン。しかし堕胎は5分しかかからず、60万ウォン」と報道しています。
しかも、証拠を残さないために、「消された」胎児たちをそのまま下水口に捨てる、とも(ニュースのインタビューにて)。
https://news.v.daum.net/v/20110920214214584
こんな状態で、「誰かのせい」が言えるのでしょうか。
(9月2日に)書店めぐりをしてきました。天気が思わしくなかったのでいつもより早めに帰ってきました。著述家として至福の時間でした。ありがとうございます!
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