トランプ「金正恩、ありがとう」「他の人たちが間違っていると証明しよう」

東亜日報の記事です。

<・・トランプ大統領は10日(現地時間)、北朝鮮の閲兵式が終わった後、自分のTwitterに投稿した文で、「今回のパレードのテーマは、平和と経済発展だった」と強調した。

トランプ大統領はこの日の午前11時半頃のツイートで「今回のパレードにはいつもの核ミサイルが無い」と述べた。続いて、「専門家たちは、北朝鮮が核ミサイルを公開なかったのは、トランプ大統領に非核化の意志を示すためのものだと見ている」とするフォックスニュースの分析にリンクをかけた・・

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・・トランプ大統領は「(核ミサイルが軍事パレードに登場していないのは、)北朝鮮の大きくて肯定的な動き」と「キム・ジョンウン委員長、ありがとう」と述べた。続いて「私たちは、他のすべての人々が間違っていることを証明して見せる」と感謝の表示をした。

最後に、「互いに好きな二人が良い会話を交わすほど大切なことはない」とし「私が執権する前に比べて(北朝鮮との関係が)はるかに良くなった」と述べた>

https://news.v.daum.net/v/20180910030026795

 

少なくとも現状において、トランプ氏が金正恩氏に「サンキュー」と言う理由はありません。氏が書きたかったことは最後の一行ではないでしょうか。「北朝鮮問題は現政権でこそ進展した」を強調したかったのでしょう。「他の人たちが間違っている(米朝首脳会談の後にも北朝鮮問題の進展は無い)」という部分のほうをもっと重く読むべきかもしれません。

ただ、トランプ氏のツイートがいつもそうですが、間違ったシグナルを世に送り出す恐れもあります。米大統領が「北朝鮮が誠意を見せた」と認めたような格好だからです。

実際、「米国も朝鮮半島の平和を望んでいる」という流れにしようとする人たちは、この件を好意的に受け止めているようです。彼らは決まってこう言うでしょう。「北朝鮮がここまで譲ったから、米国も何かを示すべきだ」と。

本当は、何も譲っていないですけどね。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

(9月2日に)書店めぐりをしてきました。天気が思わしくなかったのでいつもより早めに帰ってきました。著述家として至福の時間でした。ありがとうございます!

・新書「朝鮮半島統一後に日本に起こること 韓国人による朝鮮半島論」が発売中(9月2日発売、電子書籍版あり)です。

韓国の民族主義、親北主義、民衆史観、そして反日思想の関係について考察し、「朝鮮半島統一前の北朝鮮が日本にミサイルを撃つ可能性より、統一後の南側(韓国)政府が日本にミサイルを撃つ可能性が高い」という、とても残酷な結論を書いた内容となります。

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog