約半分青い

韓国で大きな話題(?)になっている先月の雇用統計ですが、12日の京郷新聞に分かりやすく書いてあったので、日本語訳を付けてみました。左側の青いのがマイナス、右側の赤いのがプラスです。約半分は青いですね。

https://news.v.daum.net/v/20180912221812675

記事はこの件を「雇用災難」としています。去年には月平均で31万も雇用が増えていたそうですから、確かに3千しか増えなかった先月の統計結果は、災難レベルではあります。でも、このデータから読み取れるのは、それだけではありません。

 

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まず、「青年失業率の統計にて、他の国は15歳から24歳までを集計するけど、韓国は15歳から29歳までとする」と、本ブログをはじめ、いくつかの韓国関連ブログで指摘してきました。普通、25~29歳はどこの国でも雇用率が高い(失業率が低い)ので、韓国の青年失業率を他国基準で考えると、表向きに発表されるものよりもっと深刻だ、というものです。

今回の統計を見ると・・なるほどなーって実感がします。

 

もう一つは、30代です。

韓国のマスコミで大きく取り上げているのは、特に文句が多いことで有名な青年(29歳まで)失業と、「経済の腰(※中心という意味)」とされる40代の雇用問題です。ほかは店主たち(最低賃金引き上げの副作用)関連記事が目立ちます。

経済の腰、古紙を拾う・・な冗談はともかく、こうしてみると、30代の雇用も大変なことになっています。このデータだけで考えるのもなんですが、30代に仕事を失ったりすると、再起はほぼ無理なのではないでしょうか。

そういえば、いつだったかな・・李明博政権か朴槿恵政権かは忘れましたが、「30代創業」が国家レベルで勧められる時期がありました。ベンチャーなんとかと。でも、そろいもそろって爆死し、その後は高速道路の休憩所(サービスエリア)で屋台展開するベンチャー(?)が増えましたがそれすらも最近は無くなったと聞きます。

とりあえず、不思議なほど30代をメインで取り上げる記事がありません。30~40代といって、一緒に記事にすればいいのに。

大統領府は「成長痛(経済体質が変わるから痛みを伴う)」としています。これって、「順応いろ」ということになりませんかね。

 

 

 

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