KBSの東京特派員が、「韓国人材を輸出戦士として使う日本企業」という記事を書きました。
「韓国の青年は優秀だ。日本人から聞いた」、「日本の青年たちは保守的で緊縮な方向性になる」、「韓国青年たちは活発に働いて日本企業の輸出戦士になる。日本の青年たちは仕事を避けるために昇進すら嫌がる」、「日本企業は半導体輸出が大したこと無いからダメだ」、そんな内容です。
https://news.v.daum.net/v/20180924091309921
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この「日本の青年は消極的だ」というのも、韓国では定説になっています。同じ類のものとして「日本人はスーツ一着を生涯着る」「日本の女は夫の言うことにはなんでも従う」などがあります。
「若い日本人は現状に満足するだけ」という主張は、「日本は成長が止まっている」「日本から学ぶことはもうない」など、比較的新しく出来た反日思案と相性がいい側面もあります。
例えば、韓国側のスポーツ関連者たちは、いま韓国がもっとも見習うべきことは日本のアマチュアスポーツ活性化(部活活動なども含めて)だとしながらも、関連した内容、または甲子園大会のような青少年たちのビッグイベントを大きく取り上げることはそうありません。取り上げたところで、あまり『受け』がよくありません。それは、「日本の青年たちは消極的だ」とするレッテルと内容が矛盾するからです。この前、アジア競技大会で韓国が日本に順位が下だったとき、一部の韓国の知識人(?)たちが異常なまでに怒っていたのも、そういう裏があります。
もう少し視野を広げてみると、この記事は「あるもの」に似た矛盾を含めています。韓国が植民地近代化論(併合のおかげで発展できたという主張を韓国ではこう言います)を否定するときに真っ先に持ち出す根拠が、これです。『韓民族は優秀だから』。
でも、その『根拠』には致命的な矛盾があります。「じゃ、なんで併合されるほど国力が弱かったの?」という矛盾です。
この記事にも同じ矛盾があります。
まさに「ブーム」とも言えるほど、韓国では韓国人青年の日本企業就職が騒がしくなっています。この記事のそういう流れによるものでしょう。
そこで、「じゃ、そもそもなんで日本で就職しようとするのだろう」という矛盾です。なのになんで日本を見下す論調になっているのでしょうか。
余談ですが、記事には写真が4枚載っていますが、なぜか2枚が谷中銀座のものです。何か意味があるのでしょうか。ひょっとして、「日本で撮った写真」を適当に並べたものではないでしょうね・・・
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