「慰安食(?)」エントリーが朝の予定だったので、ちょっと方向性の違うエントリーにします。
韓国で、中学生の子が裁判所から「破産」宣告をされたとのニュースが話題になっています。朝鮮日報にその内容がとてもわかりやすく整理されているので紹介します。中学生の名前はAとします。
整理はわかりやすく出来ているのに、なぜか読んでみても頭の中では抵抗感があります。不思議なことです。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<・・事業をしていたAの父さんは、2007年、建設業をしていた知人が貯蓄銀行(※普通の銀行よりお金が借りやすく、金利は高い金融機関のこと)から50億ウォンを借りるとき、連帯保証をしてくれた。事業不振で返済できなかったため、銀行はAの父に借金の督促をした。そんな中、2011年お父さんがAの口座に5000万ウォンを送金した。
同じ時期、その銀行も経営不良で破産した。銀行破産手続は、預金保険公社(預保)が務めた。預保は、Aの父がAに送金した5000万ウォンは銀行が受け取るべきだと判断した。預保は、2013年Aがお金を返すべきだと訴訟を起こした。
5000万ウォンはAの父さんが銀行に返済すべきお金の一部なのに、息子の口座に隠したと見たのだ。入金された口座の名義がAになっており、訴訟の「被告」はヒAになるしかなかった。
Aの父さんは数年も連絡途絶状態だ。母は「夫が実家から借りたお金をAの口座に入れたものであり、お金は養育費に使った」と述べている・・>
https://news.v.daum.net/v/20181005030653791?d=y
韓国の場合、普通の銀行を「第一金融圏」または「都市銀行」と言います。お金を借りるにはいろいろ制限があるけど、金利は他の金融機関より安いほうです。ここは2008年に連帯保証が廃止されました。
データ上では、2013年、第二金融圏(貯蓄銀行)の連帯保証となっている人は約200万人で、第二金融圏の貸出額(約390兆ウォン)の約14%が連帯保証付きだ、ということになっています。当時、朴槿恵大統領がこの件で激怒して、廃止することにしたとのことです(2013年に話があったから、廃止は早くても2014年からだったでしょう)。
第二金融圏よりさらに借りやすく金利は高い、日本でいう「サラ金」の劣化版みたいなものを韓国では貸付業者と言いますが、その場合は、来年から連帯保証がなくなる予定だとか。こちらは連帯保証付きが9000億ウォン規模だと言われています。
ちなみにさらにその上に私債業者というものがあり、そこまでは違法ではありません。さらにその上に違法私債業者があります。こちらはどうなるのか詳しくはわかりません。
これらを廃止する政策が・・「放置して、どうしょうもなくなったら廃止する」の範囲を広げているだけに見える・・のは、気のせいでしょうか。
余談ですが、「韓国は借金した人が信用保険に加入するのが難しいため、日本、フランスなど先進国に比べると本人や家族を保護するのが難しい」とのことです。
https://news.v.daum.net/v/20180730160104154
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