slippery slope(危険な坂道)・・国連軍司令部、我慢の限界か

ご存知の通り、南北のバカップルが首脳会談で軍事関連でいろいろ合意し、終戦宣言がどうとかの話も盛り上がっています。

しかし、それらの件で、UN司(国連軍司令部)が、明らかに韓国と違う声を出し、さらには、終戦宣言に露骨に反対する内容まで出てきたとのことです。いままでは、国連軍司令部は「韓国側と意見が違うとされる恐れがある発言は避けてきた」が、雰囲気が変わった、と。

記事を1つ紹介します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<ウェイン・エア国連軍司令部・副司令官が、5日、米国ワシントンカーネギー国際平和財団で開かれたセミナーで、「北朝鮮がなぜ熱心に終戦宣言を推進しているのか、疑問を抱かなければならない」と指摘し、「終戦宣言は朝鮮半島に米軍が駐留することを問題とする危険な坂道(slippery slope)になるだろう」と警告した。エア副司令官は、カナダ軍中将である。

国連司令部の関係者は、今までは、反米感情や外交葛藤を憂慮し、韓国政府の立場と違うと解釈される可能性のある発言を可能な限り自制してきた。ところが、最近、自分の声を出し始めている。

国連軍司令官を兼任することになるロバート・エイブラムス新任駐韓米軍司令官指名者が、先月25日、米議会の聴聞会で「非武装地帯(DMZ)内のすべての活動は、国連の所管だ」と9・19南北軍事合意に不快な心情を表わしたのも同じ脈絡だ。

このような流れは、終戦宣言の推進とともに、国連軍司令部を解体すべきとの要求が出てきていることと無関係ではない・・>

https://news.v.daum.net/v/20181010142020334

 

すでに本ブログでは、南北の平和協定(平和協定のためにはまず終戦宣言が必要です。または、終戦宣言と同時に平和協定まですべきだとの声もあります)は、左派思想家たちにとっては「米軍撤収の根拠」であることを伝えています。国連軍司令部が、それを知らないはずがないでしょう。

記事によると、最近(韓国が終戦宣言を主張するようになってから)、北朝鮮、中国、ロシアから国連軍司令部の解体を要求する声が大きくなっている、とのことです。

そして、国連軍司令部解体のことを、「常習強盗犯の約束を信じて、警察署につながる非常ベルを無くそうとしているものだ」と指摘しています。

いい指摘かもしれませんが、それでも韓国はやるでしょう。終戦宣言も、平和協定も、国連軍司令部解体も、米軍撤収(または大幅な弱体化)も。さすがに、文在寅氏の任期中にこれらを全部やるのは無理だろうとも思いますが・・・

 

 

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