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ヘル朝鮮という言葉があります。韓国社会の不満を言う時によく用いるこの言葉、スプーン階級論とともに、ネット用語の中では史上最大級のヒットになったとも言えましょう。
一時は、「日本のせいだ」ということにもなっていました。韓国のWIKIには、ヘル朝鮮とはもともとは「日本2chで韓国を見下す意味で使っていた言葉」、「一部の親日派ネチズンたちがそれを韓国側のネットでも使うようになった」となっていました。
いまはこの部分は削除され、2010年頃に一部の韓国側のサイトで生まれた言葉ということになっています。
「ロウソク」を支持する人たちは、今の韓国を褒め称えています。じゃ、今の韓国を「ヘル朝鮮」だとする人たちは、いわゆる「ロウソク」支持者たちとは根本的に違うのでしょうか。それが、さほど違うこともありません。
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URLなどは紹介しませんが、ヘルコリアといって、ヘル朝鮮関連の投稿で構成された、いわばヘル朝鮮まとめサイトみたいなものがあります。
その扉ページに、こう書いてあります「竹槍の前では皆が平等だ」。
竹槍は、一揆を意味します。その理屈を支える二つの側面は、「どうにもならない」と「私は悪くない」の二つに集約されます。
「私は悪くない」側面で有名なのが、このコピペです。
<Q「韓国って本当に地獄と似てますか?」/A「いいえ。地獄では罪を犯した人が罰を受けます」>。
罰を「苦しみ」だとすると、これは「私が苦しめられる理由などない」という意味になります。
「どうにもならない」も同じく、「原因が自分にあるのではないか」という可能性を否定することになります。こちらをよく表す言葉として、「努お力」というのがあります。
努お力は、いつだったか、「ヘル朝鮮という言葉を使う人は、自分の努力が足りないからヘルになったとは思わないのか」という趣旨の反論記事に対する皮肉で出来た言葉です。努力してもどうにもならないという意味で、努力をあえて強調する皮肉です。努と力の間に入った「お」の数で皮肉レベルが上がるそうです。「努おおおお力」など。
青年たちの苦しみが理解できないわけではありませんが、結局、韓国社会を皮肉るために、または否定するために流行っている「ヘル朝鮮」という言葉そのものが、実は極めて「韓国的なもの」とも言えるのではないでしょうか。
なぜなら、ヘル朝鮮でいう竹槍のイメージが、私には「ロウソク」と同じに見えたからです。
「私に有利なものがもっとも公平だ」とする天国を目指す、虚しい小道具のことです。
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