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ある映画が、話題になっています。「出国」という映画で、1980年代のドイツを背景にしています。
ソウル大学を卒業し、西ドイツで経済博士になれた、超エリートだった主人公。しかし、親北団体に入って活動するようになり、ついに北朝鮮に行くことになります。でも、北朝鮮の真実は、主人公が考えていたものとはあまりにもかけ離れたもので、彼の経済学知識が通用するはずもありませんでした。
ドイツでスパイとして活動するようにと北朝鮮から命令を受けた主人公は、そのままドイツで逃げようとするものの、家族を人質にとられ、家族を救うために奮闘する・・という内容です。
これ、実話をベースにしたものです。
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評判もなかなかよく、主演俳優も有名な人だそうですが、<・・この映画の全国上映館は非常に少数だけ確保された。当初配給を引き受けていた某大型配給会社が、上映開始の前に配給をやめるとしながら、上映館の確保ができなくなったからだ。映画の上映時間帯も、朝早くや夜遅くの時間帯に偏っており、インターネットやYouTube上で「意図的なものではないのか」などの議論が広がっている・・>
http://daily.hankooki.com/lpage/politics/201811/dh20181123115517137430.htm
デイリー韓国はこれに対し、「この映画の中で、北朝鮮の思想と人物は非常に否定的に描かれている。映画は、当時の知識人たちが韓国の独裁政権を批判し、北朝鮮の思想を賛美したが、それは誤った判断だったと後で気づいたと描いている。また、北側の人は、目的を達成するために他人の家族を拉致し、裏切りと暴行と殺人を遠慮なく犯す人として描かれている」としています。
ネットでは、主演の人が李明博・朴槿恵政権の時、いわゆる「ホワイトリスト(政府の味方をしてヒイキしてもらった人たち)」に入っていた俳優だ、という主張もある、とのことです。
実話での「主人公」は、家族を救うためにいろいろ戦ったものの、結局は家族と会えず、1992年、ドイツの韓国大使館に自首します。調べてみてわかったのですが、1993年には韓国で「金日成主席、妻と娘を返してください」という本を出版したこともあるとか。
奥さんと二人の娘さんは、「15号収容所」に収容された、とだけ伝わっており、生死は不明です。
「その後、主人公は『強制自首された』と、なぜか日本戦犯企業に賠償を請求した!」とする反転を追加したらどうでしょうか。上映館爆発的に増えるかもしれません。
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