どんどん「例外」が増える兵役制度

ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください

 

本ブログでは扱いませんでしたが・・

もちろん韓国でのことですが、宗教関連で「良心的兵役拒否者」たちを認める判決がありました。

韓国では、良心的兵役拒否者といってもほとんどが「ある宗教」に集中していることもあって、この件にはかなり不満がありました。その不満を意識してか、免除(兵役対象から例外となることを韓国ではこう言います)と言っても、良心的兵役拒否者は社会奉仕活動などをほぼ3年はやらないといけないという流れになりました。

そして、今日、「生活が苦しい世帯の人は兵役免除」というニュースがありました。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

記事から引用する必要は無さそうでURLだけにしますが、核心は、「財産約650万円以下、4人家族基準で月の所得が約18万円以下の家庭(世帯)の人は、兵役免除にする」、というものです。

https://news.v.daum.net/v/20181218084813073

 

兵役制度には、代替制度は前からありました。研究所、保健所などで勤務することで兵役を済ませることになります。ただ、それは相応の研究や診療などに関わる資格(医師ライセンスなど)が必要です。

不思議なのは、それらの代替制度が、「もう必要無い」とかいって次々と廃止されている点です。本ブログで何度か紹介した「公衆保健医」制度も、廃止になったと聞きます。

私が知っているかぎりだと、田舎にはまだまだ医院の無い村がいくらでもあり、保健支所(または保健枝所、保健所の支店みたいなもの)頼りの人たちが大勢います。これは、現場を見た人にしかわからないことだと思います。

縮小するならともかく、なんでこんな状況で廃止するのか・・朴正煕氏が作った制度だから、でしょうか。

 

そしてそのすぐ後に「良心的兵役拒否者を認める」「貧しいと兵役免除」と言われましても。

ここまで例外を認めると、制度そのものが弱体化するのは言うまでもないでしょうに。

余談ですが、年齢的に、どうせ仕事に付く前に軍隊に行く(兵役で軍人になる)ことになるし、就職も難しいし、息子が兵役に行ったほうが、世帯全体としては生活費的に助かる場合もあります。

考えられるパターンからして・・

・パターンA

父「お願いだから兵役に行って」

子「やだやだやだやだ」

・パターンB

父「就職しないの?」

子「私が就職すると、うちは所得が18万円超えちゃうよ?」

・パターンC

父「おい、おまえ。うちのデータ上の月所得を18万円以下にするのだ」

部下たち「はい。会長」

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

・新刊<「徴用工」の悪心>が、2018年12月27日に発売です!韓国で言う「強制徴用問題」は、歴史問題ではなく戦後国際秩序の問題であり、善悪論ではなく国際法の合法・違法で語るべき問題であります。韓国のいう良心とは、日本への悪心(害を及ぼす悪しき心)です。ぜひご一読を!

・新書「朝鮮半島統一後に日本に起こること 韓国人による朝鮮半島論」が発売中です。

・12冊目「韓国人による罪韓論」と11冊目「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」も発売中です。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog