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最近、また518でうるさくなっています。
518、韓国で言うオイルパルは、1980年、全羅南道の光州(グァンジュ)で起きた大規模民衆蜂起のことです。
前にも論じたことがありますが、韓国の民衆運動にもいくつかの「流派」がありますが、いま韓国で一般的に「左派」と呼ばれる思想の中でも、もっとも親・北朝鮮なものがNL派(民族解放派)です。過激な学生運動、反米、もちろん反日が強いのが特徴です。
そのNL派の人たちが、反米のもっとも大きな「恨(ハン)」としているのが、518です。保守右派(全斗煥氏)が憎いのは当たり前として、米国がそれを止めなかった、いや裏で手伝った、韓国は米国の植民地だからだ。そんな理屈です。
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逆に保守右派は、518には北朝鮮が関わっている、としています。でも、金大中氏が大統領になってから、518を市民による民主化運動だったと規定し(いまは光州民主化運動と呼ぶようになりました)、最高裁判所も同じ趣旨の判決を下したため、いまでは518に北朝鮮が関連したと言うのは、「歴史修正主義」と言われます。
ちなみに、シンシアリーは、518に北朝鮮が介入しただろうという「心証」はありますが、だからといって証拠はあるわけではありません。ただ、明らかに政府転覆を狙ったものであった。すなわち「民主化運動という名分の暴動だった」ことはほぼ間違いないと見ています。
さて、野党で保守政党となる「自由韓国党」の国会議員たちが主催した「518公聴会」というイベントで、国会議員たちが518を「暴動」「北朝鮮が関連した」などと主張したことで、また騒ぎになっています。
与党は、該当国会議員たちの除名処分を推進する、と公言しました。
https://news.v.daum.net/v/20190210140602212
良し悪しは別にして、最高裁判決で民主化運動と決まっている案件ですから・・今回の件に国会議員たちが前面に出たことは、やり方としてあまり上手いとは言えません。国会議員たちはあくまで「主催」として場を用意し、もっと民間の研究結果を発表するイメージを出すべきでした。
ただ、いつものことですが、与党の「封じる」というやり方については、もはや呆れるかぎりです。
「封じる」は、議論そのものを認めないことです。その説明にもっとも適しているのが、反日です。
前にも書いたことがありますが、韓国人は併合時代のこと(例えば徴用問題など)で「日本と同じ主張をする」のを「間違っている」と認識します。
なぜなら、最初から日本の主張は間違っているという前提があるからです。だからそれと同じことを言うのは間違いだというのです。人が両方の話を聞いて「これは日本の意見が理に適う」と思って日本と同じ主張をしても、それは「間違っている」とします。根拠は、「日本と同じ主張をしたから」。さらに恐ろしいことに、誰も「根拠がおかしい」と疑問を提起しません。
韓国人が何かあれば「法律を作る」「最高裁判決」に拘るのも、実は相手の意見を封じるための強制力を欲しがっているだけです。
「司法を尊重する」価値観など、韓国にはありません。ただ、相手を封じるための道具です。
「かかかかか(なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか)」の発売日ですので、書店めぐりしてきました!ありがとうございます。この上なく、幸せです。
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・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。
・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog