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本ブログでも随分前に「不信社会」の印の一つとして、「小型の録音機や盗撮機器が、飛ぶように売れている」と紹介したことがありますが・・最近は、とりあえず録音しておく風潮が広がり過ぎで、僕も録音する、お前も録音するということが社会現象になっている、とのことです。
朝鮮日報はこれを「レコフォビア(recording + phobia)」と書いています。ミートゥー(Me too)からの派生語で、録音ファイルを根拠に「私は被害者だ」と主張する「ノクトゥー(録too)」というものまで現れ、韓国社会を揺るがしているそうです。
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<・・事ある毎に録音をしたり、されたりすることを意識しながら、相応のストレスや恐怖心を見せる「レコフォビア(recording + phobia)」、録音を根拠に「私はやられたのだ」と主張する「ノクトゥー」という新造語も生まれた。
その範囲や対象は範囲は広く、やるかやられるかが問題であるだけで、相手に通知せずにこっそりする録音が日常のようになってしまったという意味でもある・・
・・家庭や企業、学校だけでなく、銀行や病院、公共機関、さらには警察の調査でも同様のことが起こる。警察官に向かって「なんだその言い方は」「私も録音しているのを知らないのか」と言ったりする。現場で逮捕されたのに、容疑を認めず、高圧捜査を受けたとソーシャルメディアの関連情報を載せたり、大統領府の掲示板に国民請願すると声を高めるのが、現場の警察官たちの話だ・・>
https://news.v.daum.net/v/20190302030217885?rcmd=rn
きじによると、何かの会話をするときにテレビを高音量でつけっぱなしにしたり、録音防止のためのグッズがまた売れていたり、無茶苦茶な状況である、と。
これは、詐欺が多い(OECDでもっとも多い)などの理由もありますが、「他人同士の話を録音してはならない」となっている法律のせいで、「自分と他人の会話は録音してもいい」という流れになっているのが、また問題だそうです。
記事によると、日本の場合も「自分と他人」の会話を相手の同意無しに録音しても違法じゃないけど、それを他人に伝達してはなりません(アイフォンに通話録音機能が無い理由の一つだそうです)。
ソウル大の心理学教授は、記事にて「録音恐怖は、社会のメンバーの間の信頼が不足していることが原因」、「法ではなく、意識や教養で解決しようとする努力と、プライバシーの侵害の問題などを考慮した社会的基準を用意しなければならない」と話した・・とのことで、ごもっともではありますが、
その場合、韓国人は「その『社会的基準』とやらは、他人が先に容易すべきだ。私が先にやると、私がやられてしまう」と思ってしまうから、いつになっても基準が成立しません。
あと、記事では「詐欺が多い」を一つの理由にしているし、それも間違いないでしょうけど、詐欺というか、日常に「嘘をつく」や「約束をやぶる」人が多いのが、もっと大きな理由でありましょう。
以上、今日の「人を疲れさせる国・韓国」でした。
今日は「人を楽にしてくれる国・日本」(新書版)の発売日です。ありがとうございます!
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