※ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください※
テ・ヨンホ氏(亡命した元イギリス北朝鮮公司)が、面白い指摘をしました。いつもそうですがこういうのを「面白い」と書いていいのかどうかは気になりますが、「現場」を知っている人ならではの指摘には間違いないでしょう。
12日まで行われた最高人民会議で、金正恩氏が、絶対独裁が続いた北朝鮮でも前代未聞のことをやった・・とのことでして。それは何でしょうか。
「わたし」という一人称を使うことです。金日成氏すら、こんなことはしなかったそうです。しかも、本文ではナ(나)となっており、この場合、日本語に直訳すると「僕」に訳しても問題ない表現です。
(ここから「続きを読む」の後になります)
いままでは、北朝鮮の「首領」たちはどんな一人称で演説をしていたのでしょうか。
「ウリ(私たち)」です。北朝鮮の『柄』的にもこの表現は重要ではありますが、実はこれは公式用語「ウリ(私たち)党と共和国政府は」の略でもあるそうです。いままで、北朝鮮の首領または演説を行う立場の人たちは、例外なく一人称に「ウリ」「ウリ党と共和国政府」を使ってきました。
じゃ、なんで急に金正恩氏が「わたし(ぼく)」というようになったのか。それは、前代未聞の絶対権力を握った意味だと、テヨンホ氏は分析しています。
<・・最高人民会議の内容的には、1人絶対権力の構造がさらに強くなったという。その理由として「金正恩が施政演説で『私は』という表現を何度も使用した」とし、「北朝鮮の党と国家を代表して、政策の方向を明らかにする施政演説では「私たちは」、「私たちの党と共和国政府は」という既存の公式表現の代わりに「私は」という表現が入ったのは今回が初めてで、金日成も「私」という表現を内部の会議では使用したものの、党大会報告や最高人民会議の施政演説で使用したことはなかった」という点を挙げた・・>
https://news.v.daum.net/v/20190415075517576
一時、「金正恩政権はすぐ崩れる」という予測もありました。しかし現実は、彼の権力掌握に問題は無いように見えます。もちろん、表面的なだけでしょうけど・・・
あと、余談ですが、日本でもよく目にする「アシアナ航空」ですが、売却が決まりました。韓国の財閥グループ「クムホ」が経営難で、アシアナ航空の売却に同意したからです。アシアナは売上7兆ウォン台(営業利益は282億ウォン)の会社で、クムホの売上の60%を占める会社です。今回の売却でクムホは財閥でもなんでもなくなる、と言われています。どこに売却されるのかはまだ決まっていません。
https://news.v.daum.net/v/20190415000340504?d=y
♨ 著書関連のお知らせ ♨
※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※
・新刊「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が2月10日に発売です!韓国には無かった、平等という価値観。それこそが、日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること、皆さんはお気づきでしょうか。
・新刊「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が3月2日に発売です!姪の病気の話を聞いたときの、私の「中」の動揺と、そのときに、私が思ったこと。その中で気づいたこと、私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、日本に来て私が感じた「神様」関連の話が多くなっています。
・新刊<「徴用工」の悪心>が、発売中です。韓国で言う「強制徴用問題」は、歴史問題ではなく戦後国際秩序の問題であり、善悪論ではなく国際法の合法・違法で語るべき問題であります。韓国のいう良心とは、日本への悪心(害を及ぼす悪しき心)です。ぜひご一読を!
・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。
・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog