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韓国の「ソウル経済」紙の記事ですが、なんと記事1つでネタ2つを提供しています。
まず、ネタその1。記事は、「新しい令和時代になったのに、なぜ日本は韓国と関係改善しないのか」と主張しています。
<日本の新しい時代(※令和)の始まりにより、日韓の対立が改善されるだろうという期待感とは逆に、安倍晋三総理の「韓国パッシング」戦略が露骨になっている。
安倍総理が韓日葛藤を拡大させることは、官僚の相次ぐ妄言と韓国との日本産水産物の輸入関連の世界貿易機関(WTO)の紛争敗訴など政治的悪材料を克服し、保守層の結集を引き出すための歩みと見られる。今年7月に予定された参院選を控えた安倍総理の立場では、韓日関係の悪化は悪いことではないと判断したとみられる・・>
(ここから「続きを読む」の後になります)
関係改善が無い理由は、安倍総理のせいではなく、「韓国が何もしていないから」です。日本が新時代になったのとも関係ありません。
「韓国は何も悪くない」という絶対的な前提があるからでしょうか。韓国は何もしていないのに、なんで日本が関係改善すると思っているのでしょうか。
次のネタです。
昨日(3日)、カン・ギョンファ外交部長官と外信記者たちとの懇談会がありました。
そこで日本の記者さんが、2日に文在寅大統領が「日本が(日韓問題を悪化させているいくつかの案件を)国内政治に利用しようとしているようで、残念だ」と話したことで、その発言を問題だと指摘しました。
すると、カンギョンファ氏がこう答えました。記事本文の文章がちょっと分かりづらかったので、訳に『』を入れてみました。
「『韓国政府が国内的に歴史問題を利用しようとしている』とする日本のほうが、この件を政治的に見ているのではないか」。
すなわち「『この件を国内(政治)に利用しているのではないか』と言うほうが、実は政治的に利用しているのだよ」ということでしょう。バカだと言う方がバカ、という理屈です。
・・・・いや、でも、安倍総理は「韓国がこの件を政治的に(国内的に)利用している」と言ってまでん。文在寅大統領が「日本がこの件を政治的に利用している」と話しました。
カンギョンファ長官の理屈だと、政治的に利用しているのは文在寅氏の方になります。私の気のせいでしょうか。
https://news.v.daum.net/v/20190503165019238
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