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旧ブログのときから「いったい何がしたいのか」と話題(?)だった、チアチア族のハングル使用の件。
東南アジア関連では韓国で初めて博士になったヤン・スンウン教授が、その件の問題を指摘しています。
韓国は当時の約束は何も守らなかった、ただインドネシアを見下していただけだ、というのです。
(ここから「続きを読む」の後になります)
ヤン教授がこのように話しています。
「2009年、チアチア族がハングルを受け入れたとき、それをハングルの世界化だと『包装』して、どれだけ騒いだことか。ソウル市長、大統領まで出て、八万大蔵経のレプリカを贈るとか、文化院を建設するとかの国家としての約束をしておいて、なに一つ守ったことが無い」、
「インドネシア政府から『インドネシアは、インドネシア公式文字として表記する』と公表した。これは韓国に対する警告だった」、
「私たちは、高位公職者を出席させて、パッと騒いで、写真撮るとそれで終わりです。何でもしてやるといろいろ約束して、何も守りません。ハングルの世界化だと包装したチアチア族の事例が代表的です」
https://news.v.daum.net/v/20190513044240371?d=y
韓国日報は記事で、「教授の忠告は正確だった。韓国には、熱くなってすぐ冷める『鍋根性』、インドネシアだけでなくASEAN各国を見下しているネジレた優越意識、多様な価値をお金に置き換える拝金主義のような慢性疾患がある」としています。
教授も韓国日報も、ここに引用した部分だけなら、別に間違ったことは言っていません。インドネシアが「インドネシア語はインドネシア公式文字で表記する」とした布告令が、「韓国が約束を守らなかったことに対する警告」なのかどうかは微妙ですが。
ただ、引用した部分にはありませんが、教授が「インドネシアを仲良くすべき理由」としているのが、どうも納得できません。
「南北ともに大使を派遣している国」「唯一朝鮮半島特命全権大使がいる国」はまだわかりますが、
「領海を侵犯した中国漁船を艦砲で爆沈させる国」、「韓国とその文化を心から愛する国」、「いずれ強大国になる国」という趣旨の理由は、「いや、そういう問題じゃないでしょう」としか思えません。
そもそもハングルを他国の公式表記にしてそれが何の意味があるのか、特に現地(チアチア族)の子供たちに何の得があるのか、指摘するならそこでしょう。チアチア族の子どもたちが大人になって、就職などの理由でインドネシアの別の地域に行ったとき、ハングル表記が役に立つのか。それからして疑問です。
それを考えない限り、結局は「見下す」と同じことです。
※おかげさまで、姉と姪はいろいろ楽しく過ごし、つい先程、飛行機に乗りました。
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