議長が議長なら特使も特使

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議会による外交を強化するとしつつ、韓国の国会内に「議会外交フォーラム」という団体が出来ました。

上皇陛下(当時は今上天皇でした)を「戦争主犯の息子」「慰安婦に直接謝罪すればすべて解決」と言った、あのムン・ヒサン国会議長が前から推進してきたことで、彼が名誉会長となりました。

特に「韓日関係がこのままではいけない」としながら、日本との議会外交に力を入れるとのことです。日韓(韓日)議員連盟が力を失ったと見て、次の組織を構成したのでしょうか。

日本担当は、韓日議員連盟会長出身の、ソ・チョンウォン議員です。

 

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議会外交フォーラム・・ムン・ヒサンが名誉会長ということで、すでに始まる前に終わった気もしますが・・そのソ・チョンウォン議員及び議会外交団が、6月までに日本を訪問する、とのことです。

国会もムン・ヒサンの発言を気にしているのか、「国会議長の特使でも韓日議員連盟でもなく、『信頼できる議員』として日本を訪問することになっただけだ」としていますが、実はムン・ヒサンの特使みたいなものでしょう。

http://www.newspim.com/news/view/20190524000820

https://news.v.daum.net/v/20190509030317763

 

そのソ・チョンウォン氏、韓日議員連盟の会長だったというだけでこれもまた訪日する前に終わった気もしますが・・

2015年1月、日本を訪問したソ議員は、駐日韓国特派員たちとの懇談会でのことです。まだ慰安婦合意の前の時点です。

ある特派員が、「もし慰安婦問題で韓日が何かの合意に達しても(まだ慰安婦合意の前です)、韓国内の世論が悪いと水の泡になるのではないか」と指摘しました。その時、ソ議員はこう答えました。

<・・ソ・チョンウォン議員はまた、「軍慰安婦問題解決のための両国合意が行われても、韓国世論が否定的になると無駄になるのでは」との指摘について、「朴槿恵大統領のトレードマークは、信頼である」と「交渉内容を、朴大統領が裏返すことは無いだろう」としながら、韓日政府間の合意が成立すれば韓国の市民団体も理解するだろうと予想した・・>

懇談会でソ議員は、しつこく河野談話を守れと主張しました。

https://news.v.daum.net/v/20150115160606816

 

さて、1964年頃から、朴正煕大統領が日本を外交関係を正常化するという話が流れ、ソウルでは大きなデモが発生しました。

特に6月3日のデモが規模が大きく、当時の反日デモを「63抗争」と言います。李明博氏がこのメンバーたちを大事にしたことで有名です。

後で大統領になる李明博氏、金泳三氏を生涯補佐した「金泳三の忠臣」キム・トクリョン氏、金大中・盧武鉉大統領のブレーンとして活躍した左派思想家チェ・ジャンジプ氏など、後に韓国の有名な政治家になる人たちの多くが、63抗争メンバーです。そこそこ名のある国会議員だけなら、数十人にはなると聞いたことがあります。彼らは当時の反日デモに参加し、日本との外交正常化に反対し、朴正煕氏や日本の池田勇人首相の人形を燃やし、国会議事堂を占領しました。

 

ソ・チョンウォン氏もまた、その63抗争メンバーの一人です。

2019年の6月に日本に来て、ソ議員はまたこう言うのでしょうか。「『外交』関係がこうではダメだ。徴用工問題で日本が合意すればいい。文在寅大統領のトレードマークは信頼だ。市民団体も納得するだろう」。

 

 

 

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