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「太極旗集会」を覚えておられますか。よく「ろうそく集会」の反対概念として出てきます。
保守右派のデモで、太極旗を持って集まることが特徴です。なぜかアメリカ国旗もよく登場しますが。
彼らが「韓国は、潰れてみないと物事がわからない」、「もう一度日本の植民地になったほうがいい」などと話している、とのことですが・・
MBC「潰れてみないと日本のありがたさに気づかない?SNSに広がった植民史観」というニュースから引用してみます。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<日本の輸出規制を置いて「日本ではなく韓国が悪い」と公然と言う人たちがいります。太極旗集会の参加者たちです。
いったいこんな言葉なぜ出てくるのか、MBCの取材チームが追跡してみたところ、YouTubeで広がった偽のニュースが原因で、偽のニュースを伝播するいくつかの教会が大きな役割を果たしていました・・
※韓国の大手プロテスタント教会は基本的に親米反日です。特に親米思想がとてつもなく強く、米国との共助という側面でだけ、日本を褒めます。ニュースでこれらの教会について扱った部分はほとんど無く、本エントリーでは日本関連部分だけ引用します※
・・(※参加者のインタビュー)「いままで、韓日関係は、大人(日本)と子供(韓国)の関係だったよ。子供は様々な騒ぎを起こしてきた。まさか、大人がボクロを強く叱ったりしないだろう、と。そう信じていたのだよ」
日本は大国だと主張し、さらに日帝時代を美化する植民史観まで何の迷いもなく吐き出します。
(YouTubeの個人チャンネル〇〇より)「日帝時代に、生活の質が朝鮮時代より大幅によくなりました。いま、日帝時代がなかったと思ってみましょう。朝鮮がどれだけ恐ろしい社会だったのか、とね」。
このような論理は、YouTube視聴者の口からそのまま広がっています・・>
https://news.v.daum.net/v/20190715201009537?d=y
引用部分では伏せていますが、ソース記事にはそのままチャンネル名まで出ていますし、教会がどうとかユーチューブがどうとかと詳しく報道しているので、「何かの被害」があるのではないか・・と心配です。
さて、ここからは私見ですが・・
さすがに参加者たちに「植民地じゃなく併合時代です!」と言って欲しいわけではありません。むしろ、「いままで日本は大人だった」という見方は「うまく表現できたものですね」と、軽く感動すらしています。
でも、私なりに違和感があります。
彼らが問題にしたいのは「反日」でしょうか。違います。反日政策を批判することで、文在寅大統領を批判したいだけです。
参加者たちの言葉を、もうすこし引用してみます。
「日本が本当に嫌だった。でも、今は日本がかわいい。(現政権が)反日感情を前面に出して政治をしているじゃん」
「半導体だけじゃだめだよ。潰れてしまわないと、ムン・ジェインが降りてこないじゃないですか。日本は今すごく良くやっているんです。韓国は潰れてみる必要があります。息もできず死んでみないといけません。経済が死ぬべきです。日本の植民地になってみないといけないのです」
韓国社会で「反日を批判する」声が、決して親日なわけではない。致命的な違和感がある。新刊の内容を体現(?)してくれるようなニュースでした。
あと、訳関連ですこし・・
「かわいい」は機械翻訳では「綺麗だ」になるかもしれませんが、韓国語で言うイェプダ(綺麗だ)は、こんな場合は日本語の「かわいい」がもっとそれっぽい訳になります。そして、なんでグーグル翻訳で「太極旗集会」が「ブラザー集会」に訳されるのか、軽くツッコミたいところです。
※追記※
コメント欄にも同じ話題があったので少し追記しますが、日本製品不買運動に反対するなど、今回の「いわゆる輸出規制」で韓国側のスタンスを批判していた元国会議員が、極端な選択をし、遺書と遺体が発見されました。
李明博氏の側近の一人ですが、李明博政府と大喧嘩して別れたあとに一人で活動してきた人です。
一部で「消されたのではないか」という推測があり、実際そうかもしれません。でも、遺書があり、前にも自殺未遂歴があるなども考えないといけないでしょう。
どちらにせよ、再起して、論客の一人として成功したように見えていただけに、残念なことです。
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新刊「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が8月2日発売です!アマゾンなどで予約受付中です。
最近、韓国側から「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。それはただ「用日」として切り捨てればそれでいいのか。もう少し裏側に迫ってみます。
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・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。
・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog