「無礼なことでございます」の韓国語訳

ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください

 

昨日の河野外相の「無礼発言」が、韓国で大きく報道されています。

でも、1つ、気になることがあります。河野外相の元の発言(無礼~の部分)は、こうです。「極めて無礼なことでございます」。

この発言の韓国語訳は、「無礼なことです(무례한 일입니다)」になります。でも、多くの韓国側のマスコミは、「無礼だ(무례하다)」と訳しています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

まず、印象操作という側面もあるでしょう。ある事案に対して「(国家間のやり取りとして)無礼なこと」とする指摘と、「敬語を使わなかった」ことは、まったく別です。

どうしても河野外相の発言を「事案の問題を指摘したもの」ではなく「感情的なものにすぎない」というイメージにするための、意図的な訳である、と。

 

また、前にも「韓国語の敬語は、日本語に比べて使う範囲が狭い」と書いたことがありますが、そういう問題もあるでしょう。

上下関係を大事にする韓国で、「無礼」という趣旨の発言は、明らかに上の立場の人が下の立場の人に使う言葉です。韓国の礼儀というのは、下が上に対して取るものである、という認識が強いですから。

だから、「無礼だ」としながら敬語を使ったというのは、なかなか考えられないし、文章にしてもどこかぎこちなくなってしまいます。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

新刊「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が8月2日発売です!アマゾンなどで予約受付中です。

最近、韓国側から「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。それはただ「用日」として切り捨てればそれでいいのか。もう少し裏側に迫ってみます。

・「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が2019年2月10日から発売中!韓国には無かった、平等という価値観。それこそが、日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること、皆さんはお気づきでしょうか。

・「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が2019年3月2日から発売中です!姪の病気の話を聞いたときの、私の「中」の動揺と、そのときに、私が思ったこと。その中で気づいたこと、私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、日本に来て私が感じた「神様」関連の話が多くなっています。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog