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本ブログで「傀儡」という言葉が出てくる場面は、1つしかありません。
北朝鮮が韓国に対して、「韓国政府は本物の政府ではない。違法占領しているだけだ」とするために用いる用語です。もちろん。韓国も北朝鮮に対して使います。ただ、韓国では、あまり使わなくなりました。
もともとは、北朝鮮は「韓国が米国の傀儡政権」と、韓国は「北朝鮮はソ連の傀儡政権」という意味で使うようになった言葉ですが、70~80年代にこの言葉を使っていた韓国の少年少女たちは(私もその一人ですが)、ソ連などへの悪意はあまりなく、傀儡がもともとは何の意味なのかもわからず、北朝鮮軍を「傀儡軍」、労働党を「傀儡徒党」と呼んでいました。
南北首脳会談の後、金正恩氏が文在寅氏に松茸を、文氏が金氏にミカンを贈ったことがありますが、皆さん、覚えておられますか。
北朝鮮が内部文書で、そのミカンを「南朝鮮の傀儡が送ってきた戦利品」としていたことがわかりました。
元ソースは日本の東京新聞ですが、本エントリーは韓国「ニュース1」の記事をソースにしています。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<・・(※東京新聞が単独入手した北朝鮮の資料によると)9月に平壌で開かれた南北首脳会談の際、金正恩北朝鮮国務委員長はマツタケ2トンを韓国に贈り、韓国政府はミカンを贈ったが、その事実に言及し、「韓国のムン(ジェイン)政権が11月中旬に平壌に空輸した韓国南部、済州島のミカン200トンは、傀儡(韓国)が送ってきた戦利品」とした。
しかし、北朝鮮官営朝鮮中央通信(KCNA)は、キム・ジョンウン委員長が、韓国側の国民の熱い心が込められた贈り物(ミカン)に謝意を表したと報道した。内部文書では、このように対外用とは説明を変えて「韓国という敵から奪取した物品」としており、北朝鮮の真意が何なのか疑問を抱かずにはいられない>
https://news.v.daum.net/v/20190728150532116?d=y
記事本文にもありますが、戦利品とは、「勝った」「奪い取った」という意味になります。対話ムードが強調されていた時期の資料にもかかわらず、資料にはトランプ氏をトランプノム(奴)と呼ぶなど、対米のスタンスもまた外と内でずいぶん違う反応だった、とのことでして。
しかし、自分のスポークスマンを傀儡と呼ぶなんて、本当に失礼なことですね。
ソース記事のコメント欄では、「日本の新聞が報道したから嘘に決まっている」とする内容のコメントがそろって上位(多くの推薦を受ける)に来ています。
第語に、東京新聞の元記事は↓になります。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019072802000126.html
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