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米国が、韓国が支払うべき防衛分担金を上げようとしている、というニュースが聞こえてくる中、韓国は米軍が使っている基地の早期返還を推進することにしました。
SBSは、「最近、GSOMIAにまつわる韓米の葛藤と無関係では無い」としています。
盧武鉉大統領ときに、返還すると約束は出来ているものの、様々な事情で返還が遅れている基地のことで、その数は26ヶ所です。
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<・・青瓦台(※大統領府)国家安全保障会議は、今日(30日)、龍山(※ヨンサン)基地をはじめ、まだ返還されていない在韓米軍基地26カ所の早期返還を推進することにしたと明らかにした。返してもらうと合意した米軍基地の80ヶ所のうち、これまでに54ヶ所だけ返還されました。
大統領府は、特に環境問題などの理由で返還手続きが進んでいない・・(※地名など略します)・・4カ所も米国と環境協議を早急に進めていくと明らかにしました。
大統領府は、今回の措置の理由として環境汚染の深化と地域開発の遅れなど社会経済的困難を挙げていますが、最近の、韓日軍事情報保護協定の終了をめぐる韓米間の微妙な葛藤局面とも関連があるように見えます。
青瓦台の関係者は、「米国と関連するいくつかの問題で、私たちの国益を考慮した意味もある」とし、「同盟は同盟、国益は国益」という最近の青瓦台の基調と無関係でないことを示唆しました。
特に基地汚染除去費用の負担責任を置いて、韓米間の意見の相違があるだけに、防衛費分担金交渉を前にして米国側にメッセージを伝えようという意味もあると見えます。
こうした中、ハリーハリス駐韓米国大使が昨日、予定された国内講演とフォーラム参加をキャンセルして、米国のハンバーガーフランチャイズ店の開店イベントに参加し、微妙な解釈を生んでいます・・>
https://news.v.daum.net/v/20190830203320897
米軍基地返還合意は、盧武鉉氏の作品(?)です。でも、肝心の環境汚染関連でどちらが責任を持つのかは完全にスルーしたまま合意してしまい、返還プロセスは遅れています。しかも、軍事基地なのに、単に「急いで返還しろ」というだけではどうにもならないでしょう。兵士たちや物資はどうするのでしょうか。
最近の韓国を見ていると、「積弊か、そうじゃないのか」で世の中を見ている気がします。私の言うとおりにすれば積弊を清算できるのに、なんでやらないんだ!と騒ぐけど、いざ「いわゆる積弊」は何の理由も無く、善悪論の悪だけで作られたものではありません。それが存在するには相応の理由があるし、それを善悪論または全肯定・全否定で解決しようとするのは、あまりにも幼稚な発想です。
文大統領が主張している「同盟は同盟、国益は国益」という話もまた、似たようなものです。同盟も国益であり、国益のために同盟が必要だという観点はどこにも無く、ただ「気に入る、気に入らない」で善悪を分けているだけに見えます。
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