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去年5月、チェ・スンシル氏のタブレットPCを発見して朴槿恵弾劾に大きな役割を果たした「JTBC」が、ある疑惑を提起しました。
2016年、外国で営業していた北朝鮮の食堂の労働者たちが集団で脱北(韓国に来る)したことです。外貨を稼ぐ目的で外国にいた北朝鮮労働者たちが集団で韓国に「逃げて」くる事例は珍しく、当時、韓国だけでなく日本でも報道されていました。
ですが、JTBCによると、その集団脱北は韓国の国情院が仕掛けたもので、その労働者たちは自分の意志で韓国に来たのではない、というのです。
この後、北朝鮮はこの件を「集団拉致だ」と主張するようになり、8月、韓国の国家人権委員会が、集団脱北者たちを調査しました。当時のことは過去エントリーを参照にしてください。
当時のエントリーにも書きましたが、「脱北者本人がどう願っているのか」「北朝鮮の人権問題は取り上げなくていいのか」など、シンシアリーはこの件がいろいろ不愉快(というかなんというか)でした。
(ここから「続きを読む」の後になります)
そして、9日、ついに韓国の国家人権委員会の調査結果が発表されました。その発表がまた傑作でして・・記事から引用すると、こうなります。
<・・人権委は、脱北過程に韓国政府の違法・不当な介入があったとする主張に対し、客観的な証拠を確認することができないという理由で棄却しながらも、いくつかの従業員が、支配人の懐柔と脅しによって(※韓国への)入国を決定した可能性を排除できないと明らかにした・・>
4日、調査団が発表した内容は「12人の女性従業員は、欺瞞によって韓国に強制移送された」、「この件は拉致と人権侵害だ」でしたが、どうやら証拠は無かったご様子。
最終的には「証拠は無いから棄却するけど、そうに違いない」になったわけです。
https://news.v.daum.net/v/20190918160806224
こんなおいしいネタを、北朝鮮が黙って見ているはずがないでしょう。
<・・南朝鮮人権委員会の不十分な調査結果からしても、朴槿恵一味が反共和国対決と不純な政治的目的のために敢行した極悪非道な集団誘引拉致犯罪の実状が再び間違いなく明らかになった・・・誘拐拉致行為は何によっても許されない反人倫犯罪、反人権犯罪である・・>
韓国の人権委員会の調査結果だから、韓国が違うと言うなよ。反人権問題なんだよ。何をやっても許されないぞ。そんなところですが・・
日本人の告白だから、日本が違うと言うなよ。反人権問題なんだよ。何をやっても許されないぞ。いわゆる慰安婦問題のことで韓国が日本に対して言ってきたことと、どことなく似ている気もします。
『誘拐拉致行為は何によっても許されない反人倫犯罪、反人権犯罪である』。
それはそのとおりですが・・
どの口が言うか、どのケツが言うか・・といったところです。
※25日あたりから、しばらくの間、韓国からのアクセスを遮断します。いつまで遮断するかは未定ですが、とりあえず1ヶ月位を考えています。
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・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。
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