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1つ前のエントリーと同じく、ソガン大哲学科チェ教授の主張から、今回は「民族と国家」に関する部分を紹介します。
2つだけ補足しますと、まず、キム・ウォンボン(金元鳳)氏のことが出てきますが、彼は韓国で起こっている「親北でも反日したから英雄だよ!」な流れの象徴のようになっている人物です。大してやったことも無い人なのに、韓国では「原爆が無かったら、日本は金ウォンボンに滅ぼされただろう」という雰囲気になっています。
もう一つ、「自由を消そうとする」は、文政府が憲法「自由民主主義」から自由の字を消し、「民主主義」だけにしようとしている方向性のことです。北朝鮮は、「民主主義」を掲げていますが、「自由民主主義」とは絶対に言いません。
それでは、さっそく引用してみます。あと、本文で言う民族というのは基本的に「韓民族(朝鮮民族)」のことになりますが、言うまでもなく、自民族優越主義と繋がっています。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<(※取材記者の質問)国が国家運営システムで管理されておらず、民族の概念と混同されて運営されているという意味ですか。
「はい。金元鳳叙勲(※独立有功者認定のこと)とか、憲法で「自由」という概念を消そうとしている試みが、国家と民族の観念を混同している事例として表ます。叙勲とは、大韓民国政府が行うことです。大韓民国に害を及ぼした人は、叙勲の対象ではありません。しかし、民族を中心に置いて考えると、金元鳳に叙勲をやっても良いと考えることができます。そうなれば、憲法と法律に基づいて国民の安全と利益を確保する排他的存在集団である国家の存立基盤とアイデンティティが、揺れてしまいます。
国は法律で管理されますが、民族は、法律で管理されている対象はありません。見方にもよりますが、民族は想像の共同体です。想像の共同体を中心に置いて、現実である国を見るようになると、国家のアイデンティティが揺れ、国家運用の方向に大きな混乱を招くしかありません」・・>
http://www.munhwa.com/news/view.html?no=2019091801031630121001&w=ndl
「『国家』として見ると成立しないことでも、『民族』として見ると成立する」事例・・韓国の憲法から「自由」という字を消すことがその一例となっています。そして、同じく「国家より民族」の事例として、反日(キム・ウォンボン)が出てきたことは、2つが繋がっていると見ていいでしょう。
現政権の「抗日」の影に潜んでいる、もう一つの側面であります。
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