自営業者の借金が11%増加・・「最低賃金効果」か

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久しぶり(でもないかな)に、韓国経済関連ネタです。

前々から不定期に書きましたが、「自営業者が多い、そして苦しい」というのは、韓国経済において大きな特徴となります。

本ブログの自営業関連エントリーは6月に1回8月に1回ありました。特に「青年創業が増えつつあり、死につつある」という内容でした。

韓国は本当に自営業者が多いのか、日本に比べるとどうなのか。最新データがありましたので、紹介します。

 

いつだったか、日本の地上波で、韓国青年たちの現状を「チキン屋をやるか、死ぬしかない」と説明されたこともありますが、まず自営業者が多いのは青年失業問題と関係しています。特に8月のエントリーでは、青年創業を集中的に扱いましたが、55.3%が2年内に廃業するという内容でした。

次に、日本に比べて退職が早い韓国ですが、年金制度はまだちゃんと機能していないため、老後のために「とりあえず創業」し、自営業を始める人たちが多いことも、「自営業が多い」現実から見えてくる韓国社会の問題点です。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

次に、最低賃金の無理な引き上げが韓国の経済に大きな問題を及ぼしているのは、政策そのものも問題ですが、その引き上げ分に耐えられない自営業者が多いという構造的な問題もあるわけでして。

そして、自営業の飽和状態により、競争が激しすぎで、それが借金に繋がることもまた、ただでさえ「返せそうにない借金」が多い韓国で、問題になっています。

 

1980年代は「(全体労働者の中で)自営業者の割合は40~50%」とまで言われた韓国ですが、それから急激に減って、「20%を切った」という予測も、「25.5%」という数値も出ていましたが・・まだまだOECDで5番目に多く、その割合は25%だとのことです。

<我が国自営業の割合が、経済協力開発機構(OECD)国家の中で5番目に多いことが分かった。30日、企画財政部が国会企画財政委員会の共に民主党シム・ギジュン議員に提出した「最近5年間、OECD加盟国の自営業の割合」資料によると、昨年の韓国の自営業の割合は25.1%で・・・ギリシャ(33.5%)、トルコ(32.0%)、メキシコ(31.6%)、チリ(27.1%)に次いで5番目に自営業者が多かった・・>

http://www.sentv.co.kr/news/view/561328

日本の場合、10.3%だとのことです(OECD25位)。

 

韓国の自営業者たちがいまどうなっているのかというと:

<・・最近、自営業者の負債速度が急に上がっている点が問題だ。今年第2四半期(※3~6月)、自営業者の貸出金の増加率は11.9%(前年同期比)で、集計を始めた2008年以降で最も高かった。都合が悪くなった自営業者が負債で延命しているという分析が出ている。

統計庁によると、個人自営業の所得を意味する事業所得は、第2四半期に月95万ウォンから90万ウォンに減った・・>

https://news.v.daum.net/v/20190908174102663

 

韓国の経済関連記事でかならず出てくる家計負債は1556兆919億ウォンとなっていますが、そこに自営業者の負債は含まれていません。

自営業全体ではなく卸小売業・宿泊業・飲食店業(この3つの業種に特に自営業者が多いとされています)の貸出金残高は、213兆5875億ウォン。自営業者といっても「家計」に近い自営業も多いので、合わせて「家計負債・自営業負債で約1800兆ウォン」とする記事もあります。

彼らの動向は、これからも不定期的にチェックして行きます。家計負債(自営業者負債を含めた場合)2000兆ウォンの大記録を達成するキーは、彼らが握っている・・・と、個人的に見ていますので。早ければ、次の大統領の任期1~2年目には、可能ではないでしょうか。

 

 

 

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