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6月に「韓国司法部の現状」というエントリーでも指摘したことがありますが、韓国の検察は、文在寅氏が司法を掌握するにおいて、ちゃんと政権の方針に従いました。
そして、大統領候補だった時には「検察改革」を主張していたものの、今年あたりまでは、文大統領は検察改革を強調したことがありません。思えば、朴槿恵氏、李明博氏を「罪人」にするにも、検察の力が必要でした。
この件について、ちょうどいい分析を載せているコラムがあったので、紹介します。新東亜11月号、「動物農場になった韓国」からの部分引用です。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<・・よくわからない。検察を改革しなければならないそうだ。警察署に入ったことすらない私たち庶民としては、検察が変わったところで、私たちの生活の何がどう変わるのか知る術もないけれど、「王様がやることだから仕方ないよね」位は思える。それでもやはり、よくわからない。私たちが見る限りでは、これまで検察の問題というと、政権が変わるたびに、権力の忠犬になって刀を振り回す姿が嫌だったわけだが。現政府が、始まってから2年間もこき使いしてきた検察を、なぜ今になって「改革」しないといけないというのだろう。
(※ジョージ・オーウェルの)「動物農場」の独裁者ナポレオンには、彼を護衛する9匹の猟犬がいた。その猟犬をこき使いして、使い尽くしてから、燃やしてしまう姿にも見える。政権の核心に向かって牙を向けると、「こいつ、猟犬のくせに!」としながら、その猟犬を諸悪の根源のように責め立てるわけだ。兎死狗烹の典型例にこれ以上のものがあるのだろうか・・>
https://shindonga.donga.com/rss/3/home/13/1876821/1
韓国社会は「上下が入れ替わるだけで、改革は無理」とするのが、私の持論です。
検察『改革』も同じで、「司法を掌握するために検察を使い、もう検察を掌握するために潰しているだけ」が私の考えでした。
私とまったく同じ考えを書いた記事を見つけるのも珍しいし、検察改革を批判しながら保守右派を支持する表現がはっきりしていない面も、韓国ではすごく珍しいことです・・と思って、紹介しました。
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