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韓国人は、このような言葉が大好きです。「格式なんか抜きにして」「同じ目の高さで」「生の声を聞く」などなど。だから、韓国人は日本の「建前」をバカにします。
でも、妙なことに、韓国の言うそれらの言葉は全てが、「相手が私に合わせる」ための名分だったりします。「上下関係を気にしているからこそ、上下なしに話すことに必要以上に拘る」とでも言いましょうか。
個人的に、社会的立場というのは人間の人生そのものであり、それを抜きにして話せる相手は物凄く限られるものだと思っています。本人の家族、親友ぐらいじゃないでしょうか。社会的に決まった人それぞれの立場に、お互いちゃんと合わせて相応の礼儀を取ることこそが、真の意味で「上下関係に飲み込まれない生き方」ではないでしょうか。でも、韓国では私のような考えが「上におもねること」「苦しい人への配慮に欠けた考え方」と認識されがちです。
話がズレましたが、この韓国社会の考え方は「私は庶民の味方」をアピールする道具にもなったりします。特に、大統領が「私は国民と疎通する大統領です」を掲げるときにそうです。
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昨日も文在寅大統領が「国民との対話」を行い、テレビで生中継されました。事前の調整無しに、出演者(国民)からの質問に大統領が答えるという、韓国でも破格の内容でした。普通、時間的な問題もあるし、さすがに何でも答えることはできないため、こういう番組は誰がどんな質問をし、どう答えるのかを事前に調整するものです。
そんな調整無しにやる!文在寅大統領だから出来る!そんなことで番組が始まりましたが・・
法律用語の説明まで含めて「私は苦しい」をアピールしすぎで話が長くなる人、「検察改革を邪魔する犯人が誰なのか私は知っています」と主張する名探偵さん、数十年前に道であった芸能人の話を延々を続ける人、さらには、文在寅大統領のことで「前より老けて見える。さぞ苦労が多いのでしょう」と涙を流す大ファンの人などなど、「なんなんだこの番組」な結果になったそうです。中央日報は「ファンミーティングみたいだった」としています。それでも「率直に話した文在寅大統領マンセー」な意見も多いそうですから、文政府としては、これはこれでいいかもしれませんが・・
https://news.v.daum.net/v/20191120050243847
1つ不思議なのは、なぜか韓米関係(防衛費分担、GSOMIA破棄など)の話は一切出てこなかった、とのことでして。国民的関心が物凄く大きな事案ですが、なぜでしょうか。
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